自殺を防ぐためのいくつかの手がかり---未遂者の声と、対策の現場から

著者 :
  • 河出書房新社
3.00
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 27
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309245300

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前半の "生の声" が多少重たいといえば重たいけれど、それはどちらかというと典型例ばかり。それよりは後半にまとめられた「自殺対策」のあり方や結果の曖昧さ、原因の複雑さに難しさを感じた。対策結果の黒はほとんど真っ黒なのに、白は実は真っ白とは言い切れないものなのか...。

  • 日本には年間自殺者が10年以上続いている。
    ・国として自殺対策に取り組む意志を明確に示すこと
    ・効果的な予防策のために自殺の実態を明らかにすること
    ・個人だけでなく社会を対象とした自殺総合対策を実施すること。

    中高年だけでなく、同性愛者が社会から受け入れられずに自殺するケースが多い。本当に悲しい話だ。

  • 自殺の背景にあるものは何か。生きづらさを抱えている人をどう支えていくのか。死ななくてもいい、別の選択肢はないのか…。当事者たちの言葉から、自殺を防ぐためにするべきことを探る。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1969年栃木県生まれ。ジャーナリスト、中央大学文学部講師。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。元長野日報記者。おもにネット事件、自殺問題、若者の生き方、サブカルチャーなどを取材。98年からは、ウェブと生きづらさをテーマに取材を進めている。

「2020年 『学校が子どもを殺すとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

渋井哲也の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×