自由であるということ---旧約聖書を読む

制作 : 飯坂 良明 
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 54
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309245379

作品紹介・あらすじ

旧約聖書とユダヤ教に徹底したヒューマニズムの種子を見出し、人間にとって真の自由とは何かを問う名著。

感想・レビュー・書評

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  • 佐伯啓思西欧近代を問い直すから

  • フロイト、マルクスに通じた思想家として名高い著者はこの本の中で「有神論者ではないが、小さいころから、モーセ5書を読んできた」という。自らを無神論者と呼ばず、非有神論者と呼ぶのは根源的ヒューマニズムを主張する基盤となっているのでしょう。驚いたのはほとんど信仰書ともいうべき詩編その他の箇所に対する造詣、読み込みの深さである。旧約聖書にとって「人間の自由」がテーマであったという主張は誠に説得力に富むものです。フロイト左派と称されながらも。自由、愛、正義などを説いたこの方の人間性の内幕を見たように思います。(「ヒューマニズムの再発見 神・人間・歴史」1968、「ユダヤ教の人間観」1980年と改題されたものの2010年再改題されたもの)

  • ◎衝撃的に面白い

  • 読んだ。

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著者プロフィール

エーリッヒ・フロム (Erich From)
1900年ドイツ・フランクフルト生まれ。フロイト理論にマルクスやヴェーバーを接合して精神分析に社会的視点をもたらし、いわゆる「新フロイト派」の代表的存在とされた。また、真に人間的な生活を可能にする社会的条件を終生にわたって追求したヒューマニストとしても有名である。しだいに、禅や東洋思想へも関心を深めた。
著書に、『愛するということ』『悪について』『生きるということ』『フロイトを超えて』『希望の革命』『反抗と自由』『人生と愛』『破壊』(以上、紀伊國屋書店)ほか多数。1980年歿。

「2016年 『ワイマールからヒトラーへ〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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