人生が豊かになる 禅、シンプル片づけ術

著者 :
  • 河出書房新社
3.76
  • (21)
  • (32)
  • (22)
  • (8)
  • (1)
本棚登録 : 284
感想 : 31
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309245515

作品紹介・あらすじ

究極のシンプル道は、禅にあり!持たずに暮らせば、自分が変わる。朝の5分掃除、場所別・片づけの習慣、リセット整理術など、今すぐ始めたくなる実践法を紹介。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 全ては掃除から。掃除することで心が整う。しかし、このやり方は人に押し付けては意味がない。自分の身の回りを整えることで心にゆとりが生まれる。それは自分が自分のことを見つめ直そうとするから。最近、巷で話題になっている学校での清掃活動はこれを間違えているように思う。まずは自分が率先して行うこと。自分が襟を正して、無心になって床を磨いたり片付けをしたりすること。この姿が清々しさを感じさせ、片付いた部屋がスッキリとした心持ちにさせる。まずは自分が掃除をすることから。やれることからやってみよう。

  • 片付けたい!…けど、イマイチやる気が起きないなーって時にオススメ。

  • 春風が吹いたときに、花を咲かせられるように。マインドフルネスの核の部分がまとめられているような1冊。片付けにもビジネスにも人生にも置き換えられる内容。しかも、押し付けがましくなく、そっと吹く風のように心に入ってくる。時々、読み返したい本。

  • 掃除をすることは、無心で心を磨くことになる。
    物をシンプルにすれば、心地よく生きられる。
    シンプルにするには、物の価値を良く見極め、不用であれば他に使い前がないか見立てをする。
    掃除を習慣化していれば、チャンスの風をつかまえられるようになる。
    掃除を通じて、「陰徳」を積める。

    これらをまさにやっている人が、有難いことに
    すぐそばにいてくれるので、この本も
    イメージしやすかった。

    「後で」と言わずに、すぐに数分で出来る
    玄関の掃き掃除、靴を揃える、
    トイレ、浴室も清潔にそれぞれに仏様が
    守っている、これらはやりやすいかも?

    苦手なのは、大がかりな整理、処分。
    そのためにも、シンプルな暮らしを
    目指して買い物しなくては!

  • 今できることを淡々とやる。それが、禅の精神です。
    心の状態がそのまま現れていると思って、自分の部屋を見てみる
    「この次」「後で」ではない。今この一瞬を生きる。それが、禅の考え方です。来るかどうかわからない明日をあてにして生きるのではなく、今この瞬間を精一杯生き切る。どんな小さなことでもおろそかにせず、その時にきちんと処理を完了させる。それが、悔いのない生き方につながります。
    あなた自身が黙々と掃除をして、常に美しい部屋を保ち続ける。あなたが掃除をする姿が、家族を変える。
    足元をただすということは、「今、自分にできることを一生懸命にやりなさい」ということ。履物がそろえられない人は、自分の心も整えられません。心が過去や未来に飛んでいて、「今ここ」にないからです。

  • 色々なお片付け本や動画で断捨離について情報を得ていましたが、元になっている禅の教えについて学んだことがほとんどない(高校の倫理の授業程度)ので、入門編と思い読んでみました。
    章の中でさらにミニタイトルがついていて、ひとつのタイトルは見開き1,2ページでまとめられているので、毎日少しずつ読み進めるのに向いています。

    以下、個人的にハマった要点
    身軽でいることのメリットは、チャンスが訪れたときにサッと立ち上がれること
    喜捨の教え、物の循環、執着から解放
    煩悩が現れたら深呼吸で平常心

  • 背筋が伸びる内容です。
    仕事等で忙しくなると、部屋が汚れていても見て見ぬフリをしてしまっていましたが、掃除をする習慣が身についてきました。
    人が人として当たり前のことをできるように、一瞬一瞬振り返って生活していきたいと思いました。
    必要最低限のスペースで、何をするにも修行になる雲水の話が興味深かったです。

  • 片づけというより掃除の重要さ、禅は哲学でもあるけど、知識を増やして真理への到達を目的とする「哲学」に対して、不要なものを捨て自分と向き合い悟りへの到達を目的とする「禅」、掃除と同じで修行に終わりはないってところが良かった。

    あと『自分と人を比べることに何の意味もありません』て言葉はいいなあ。キャッチフレーズにしよう。

  • 桝野さんの本なだけあり、お寺でお説教をいただいているような心持になった。
    物が氾濫している我が家なので、ある程度すっきりさせて、床をピカピカにしたいなと思います。

  • 僧侶の枡野さんが書いていることもあって、読むとすごく背筋がピンと張るような清々しさが残る。
    仕事で忙殺されている時、頭や心がぐちゃぐちゃになった時ってどうしても部屋も散らかってしまう。そんな時に読み返してこれじゃいかん!と気合いを入れてくれる本。ただひとつ引っかかったのは、本の中に不要なモノはすぐ捨てたりせずに、別の使い方がないか考えようというのがあるのだけど、私の場合はそれでモノが捨てられず結局スッキリしないという問題も起きているので、時にはバッサリ手放すことも私には必要だな、と思った。

全31件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学名誉教授。大学卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年『ニューズウィーク』日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。近年は講演活動や執筆も積極的に行い、ベストセラー・ロングセラー多数。

「2023年 『仏にゃんのふわもこやさしい仏教の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

枡野俊明の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
デールカーネギ...
レオ・バボータ
ロンダ・バーン
J・モーティマー...
三浦 しをん
小池 龍之介
ブライアン・トレ...
やました ひでこ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×