砕かれた大地に、ひとつの場処を---アナレクタ3 (アナレクタ 3)
- 河出書房新社 (2011年10月26日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309245645
作品紹介・あらすじ
テクストを繊細に紡ぎ出す手仕事から、震災を経て革命と民主制の根源的な問いへ。狂熱とユーモアを同時に携えた、統治の"藝術"をめぐる強靱かつ寛容なる思考の轍。
感想・レビュー・書評
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ずっと読みたかった1冊
佐々木中の文学論、文藝論を垣間見ることができる。同時に猛烈な読書欲に襲われました。早速、昔に読んだ『カフカ短編集』を本棚から漁り、読む。
内容は、著者の講演録や対談録がメイン。
個人的には章末の「砕かれた大地に、ひとつの場処を」「屈辱ではなく恥辱を」に惹きつけられた。
今の自分の生き方、考え方。そして未来での在り方について視点を、意識を向けさせてくれる。
世の真理を、痛快に指摘する1冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
朝吹真理子さんとの対談の、朝吹さんの発言が削られている…なぜ?ないと余計読みたくなります。円城さんとの対談と、革命と民主制について書かれた最終章が面白かったです。
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