砕かれた大地に、ひとつの場処を---アナレクタ3 (アナレクタ 3)

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  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309245645

作品紹介・あらすじ

テクストを繊細に紡ぎ出す手仕事から、震災を経て革命と民主制の根源的な問いへ。狂熱とユーモアを同時に携えた、統治の"藝術"をめぐる強靱かつ寛容なる思考の轍。

感想・レビュー・書評

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  • ずっと読みたかった1冊

    佐々木中の文学論、文藝論を垣間見ることができる。同時に猛烈な読書欲に襲われました。早速、昔に読んだ『カフカ短編集』を本棚から漁り、読む。

    内容は、著者の講演録や対談録がメイン。
    個人的には章末の「砕かれた大地に、ひとつの場処を」「屈辱ではなく恥辱を」に惹きつけられた。
    今の自分の生き方、考え方。そして未来での在り方について視点を、意識を向けさせてくれる。
    世の真理を、痛快に指摘する1冊。

  • 朝吹真理子さんとの対談の、朝吹さんの発言が削られている…なぜ?ないと余計読みたくなります。円城さんとの対談と、革命と民主制について書かれた最終章が面白かったです。

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著者プロフィール

1973年生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文社会研究系基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専門分野博士課程修了、博士(文学)。現在、立教大学兼任講師。専攻は哲学、現代思想、理論宗教学。論文に「鏡・エクリチュール・アンスクリプシオン」(『東京大学宗教学年報XXI』)、「宗教の享楽とは何か―ラカンの〈享楽の類型学〉から」(『宗教研究』352号)など。翻訳にフェティ・ベンスラマ「冒瀆する羊―『イスラームの名における検閲』会議での発言」(『現代思想』2006年5月号、青土社)、ピエール・ルジャンドル『ドグマ人類学総説―西洋のドグマ的諸問題』(共訳、平凡社、2003年)など。

「2008年 『夜戦と永遠』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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