踊れわれわれの夜を、そして世界に朝を迎えよ

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309246277

感想・レビュー・書評

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  • むふふ気取ってる〜(=^ェ^=)でも好きだな。

  • 相変わらず激しい口調?論調?で、ダンスから芸術、小説と批評してゆく。タイトルのように踊り狂ったように言葉を紡いでいるような印象。
    殆どが講義を収録したもので、熱気を帯びた話し言葉がベース。そのためか、怒りが全面に出た感じではあるものの、何故かしら幾分かの柔らかさもあった。突然「舐めんじゃねえ」と声を荒げるところもあり面白い。
    個人的には苦難を伴う翻訳論と時間芸術としての写真論は興味深く読ませていただいた。
    氏の言葉にはいつも自分のバカさ加減を罵倒されつつ、藻掻くことは悪くないとも言われている気がする。

  • クラブ摘発に寄せたインタビュー。美しく、力強さを感じる。/不正でも美しい者ものはありうる。醜くても正しいものはありうる。だから正しいか正しくないかの話しを、美的判断でやってはいけない。ダンスが議題であろうと、これは法改正の問題なのです。p.12/「闘争の手段をえり好みしてはいけない」。無論、可能な限り暴力は除外して。p.17/ケージのように言いましょう。だからダンスは死なない。生あるかぎり、ダンスは絶対に死なない。われわれは、もう踊っているのです。すでに、つねに、いつも。p.21

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著者プロフィール

1973年生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文社会研究系基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専門分野博士課程修了、博士(文学)。現在、立教大学兼任講師。専攻は哲学、現代思想、理論宗教学。論文に「鏡・エクリチュール・アンスクリプシオン」(『東京大学宗教学年報XXI』)、「宗教の享楽とは何か―ラカンの〈享楽の類型学〉から」(『宗教研究』352号)など。翻訳にフェティ・ベンスラマ「冒瀆する羊―『イスラームの名における検閲』会議での発言」(『現代思想』2006年5月号、青土社)、ピエール・ルジャンドル『ドグマ人類学総説―西洋のドグマ的諸問題』(共訳、平凡社、2003年)など。

「2008年 『夜戦と永遠』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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