これ、食べていいの?: ハンバーガーから森のなかまで――食を選ぶ力
- 河出書房新社 (2015年5月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309247106
感想・レビュー・書評
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自給自足とは対極の暮らしをせざるを得ない中、本当に食べたいものはどうやったら手に入るのか、改めて考えさせられる。
私はトウモロコシが好きで、生のものからポップコーンやコーンチップス、タコス、コーラなど、様々なものを嗜好してきたが、のっけから考えさせられた。そして、最近の潮流であるロカボについて、この本を読んで考え直してみようと思うようになった。
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自分の食べものがどこでどうやって作られているか。わたしたちの食卓に並ぶ食べものが、どういうシステムに組み込まれているか。現代の食物連鎖を追いかけ世界中でベストセラーとなった名著。
食えらびで、未来は変わる? 持続可能な食えらびとは?……などなど、
世界的ベストセラー『雑食動物のジレンマ』を書いたポーランさんと一緒に考えてみませんか? -
農業系、食糧系の本を乱読していることを聞きつけた会社のおばちゃんが貸してくれた本書。
おっさんが食べ物のサプライチェーンを巡る旅?みたいなのに出るたび。
工業系食糧=悪
自主栽培=善
という名のもとに物事が進んでいるので出来レース感はあるんだが、まあそれでも本当の意味で有機栽培をしている農家とか、家畜が動物らしく生きられる環境を整備することの大切さを問うところとかは動物好きからするとなかなかに感傷的にさせられた。
平易な文章なので非常に読みやすかった割に仕事が忙しすぎて非常に忙しかった。
そんな一冊 -
アメリカの広大なとうもろこし畑と大豆の秘密が分かりました。
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食について考え直すきっかけをくれる本でした。
せいぜい摂取する栄養バランスを考える程度で、その背景にある生産過程などについては考え及んでいなかったなあと反省。
実体験に基づいて、とても興味深く、読みやすく書かれています。
『雑食動物のジレンマ』もぜひ読んでみたい! -
以前読んだ『雑食動物のジレンマ』とほとんど内容が同じだなぁと思いながら読んでいたけど、果たして、その原書を若者向けに短く編集しなおしたものが同書だった。確かに短くはなっているけど、原書の方が面白く読めるから読みやすいような気がした。
『雑食動物のジレンマ』は、食を考える人にとって、いや21世紀を生きる人にとって必読の書。
《「食は人なり」ということわざがあります。もしほんとうなら、いまのわたしたちは、「ほとんどトウモロコシ」ということになる。」》p21 -
食
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今、我々が食べているものは一体どこで作られ、どのように我々の前に届いているのか。
そもそも我々が食べいるものは一体何なのか?
工業食であるとうもろこしの話は非常に興味深かったし、オーガニックや地産地消、採集狩猟の話などとにかく大事な情報がぎっしりと詰まった一冊。
食に興味がある人ならきっと読んでおいた方がいい一冊だと思います。 -
2016/12/07
なるべく地産地消で肉やファストフード系よりは野菜を多めにとるとか(食物連鎖の下の方の)
食品がいったい何処からどのようにして来ていて、実際の自分の目で見て体験することは大切なことだと思う
政府が矛盾した政策をとってるのも問題
けど食品もどきの何がダメなんだろう?
放っておいても腐らないものは買わないっていっても、いつまでも変化しない食品てあるの?
それに"ほんものを食べる"ことがおばあちゃんが食べ物と思わないものは食べないってのが入ってるのも疑問 -
作者は2010年のTIME誌で世界で最も影響力のある100人のうちの一人です。
大人向けは600ページの上下巻であり、その簡易版が300ページの本書。
食べ物で体が作られるわけですが、いいもので体を作っていきたいと改めて感じた。そうすると、どんどん食べていいものが減っていってしまう現代。知ったうえで食べるのと、知りもしないのは大きく変わると思う。