ロシア革命100年の謎

  • 河出書房新社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309248288

感想・レビュー・書評

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  • ロシア革命より100年前〜現代まで、ロシア史を主に文学史の側面から専門家同士で対談したもの。ドストエフスキーを読むために付け焼き刃でもひとまずロシア氏の流れくらいは頭に突っ込もうと思って手に取ったのだけど、結構面白かった。というか、亀山さん単著や他の人との対談だと彼の割に独断的な思い込みやらなんやらが前面に出てきてしまっている印象を受けるのだけど、ここではうまいこと沼野さんによって相対化されており、バランスの良い話になっていると思う。言及されるものどれもが興味深い。ロシア文学の素養をもっとつけたい、と素直に思える本だった。

  • 読み始めてすぐに緊急手術・入院、退院後の自宅療養と続いて
    読み終わるのにめちゃくちゃ時間がかかってしまった。

    昨年はロシア革命から100年ということで関連書籍がいくつか出ている。
    本書もそのうちのひとつ。

    ただ、タイトルにこそ「ロシア革命」と入っているが全体としては革命
    前夜からのロシアの芸術・文学史を基礎において、ロシア民族を語る
    という感じかな。

    トルストイ、ドストエフスキー等の作家をはじめ、芸術家・音楽家の
    名前がわんさか出て来るので、ある程度のロシア文化の知識がないと
    ふたりの話について行くのが大変。

    ロシア文学を読み漁ったのって10代後半から20代にかけてだもの。
    細かいところなんて既に忘却の彼方なので、記憶を呼び起こすのも
    一苦労だったわ。

    それでも、ロシア文化おたく(?)ふたりの対談は面白かった。頭のいい
    人の話というのは予備知識がない人間が読んでも理解しやいんだなと
    思った。

    後半部分では「え、そんなこと言っていいの?」と若干、読んでいる側
    が引くような発言もあるが、これもおふたりのロシア愛なのだろうな。

    読み終わってロシア人作家の作品を読みたくなった。革命を念頭に置いて
    読むと、以前とは違った読み方が出来そうだ。

  • 2017年10月 三省堂書店 本店

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著者プロフィール

ロシア文学者、名古屋外国語大学学長
1949年栃木県生まれ。東京外国語大学外国語学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。天理大学、同志社大学を経て1990年より東京外国語大学外国語学部助教授、教授、同大学学長を歴任。2013年より現職。専門はロシア文学、ロシア文化論。著書に、『ドストエフスキー父殺しの文学』(NHKブックス)、『新カラマーゾフの兄弟』(河出書房新社)『『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する』(集英社新書)など、訳書にドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』( 共に光文社古典新訳文庫)など多数。

「2019年 『ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』 2019年12月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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