倒れない計画術:まずは挫折・失敗・サボりを計画せよ!

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309248820

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りて読んだけど、かなり良書。
    巻末に3人(ビジネスマン、主婦、社長)のスケジュールについての批評も的確で、そこでも成程と思わされた。
    例えば「懇親会」とあるが、そこで何を目標とするのかを記述すべきとか、Daigo氏だったら10人と知り合いになる目標を作って5分づつ人と話す、と具体的な行動目標を作るという。
    出張での「新幹線で移動」も、乗ってる時間の中で時間割で何をするかを記述してスケジュール化すべきと具体的な案も提示されていた。

    あと、以前は自分も休みの日には何をするかをメモしておいたり、前もって時間割を作ったりしていたのだが、「休みの日くらいのんびり何も考えずに過ごすか」とやめてしまった。でもDaigo氏に言わせると、休日も自分がコントロールしている、という意識の方が幸せ感がアップするという。なるほどねえ。

    早速Googleカレンダーを取り入れた。
    これは再読必至かな。

    Amazonより*******************
    仕事・勉強・ダイエット……
    週1の“あえて"失敗する日で、最高の結果が思いのまま!
    超効率・時間管理 ・習慣力で、誰もが計画倒れゼロになるDaiGo式パーフェクト・スケジュール !!

    あなたは、仕事や勉強あるいはダイエットで、計画倒れになった経験はありませんか?
    流行りのメソッドを追いかけているが結果が出たことがない。いつも途中で挫折してしまう……
    そんなふうに計画が倒れてしまうのは、あなたの“やる気"や“意志の力"が足りなかったからではありません。あなたの事前準備や段取り・計画術が、科学的に正しい方法でなかったから、そして計画を実践し続ける心理テクニックを知らなかったからだけなのです。
    本書では、科学的に正しい最新の計画テクニック、心理テクニックを具体的に紹介。どれもエビデンスがあり、著者自身が実践してみて効果を実感しているテクニックばかりです。

    日本人の98%は著者も含め、「防衛的ペシミスト」タイプ。ネガティブな思考を押さえつけ、「自分はできる」とポジティブな考え方で目標達成にのぞむよりも、事前準備をして計画を立てたほうが成功できることは、科学的に証明されているのです。

    たとえばサブタイトルにもある「まずは挫折・失敗・サボりを計画せよ! 」。
    うまくいく結果ばかりに目を向けるよりも、あなたのプランに、挫折や失敗の可能性をあらかじめ折り込み、事前の策を立てておけば、三日坊主になることはありません。しかも「“あえて"失敗する日、サボる日」をスケジュールに入れておけば、すばらしい結果を得られるのです。

    本書では、今までになかった計画術が紹介されています。
    第1章では、計画にまつわる3つの誤解と、よりよいパフォーマンスへと導くサポートテクニックを提示。
    第2章では、現時点で最もエビデンスのある目標設定の方法「MACの原則」を紹介します。
    第3章では計画どおりに進めるための7つのテクニックを、第4章では、計画倒れを招く4つの落とし穴とその対処法について具体的に示します。
    私たちが今まで効果があると思い込んでいたテクニックが、実は目標達成率が10%以下になる方法であることなどが明かされていきます。
    第5章では、多くのビジネスパーソンがかかえる悩みに具体的にお答えします。「仕事が終わらない」「毎日、時間とノルマに追われて、自分の長期目標をどのように立てたらいいのかわからない」あるいは「計画どおりに仕事を進めたいけれど、上司に邪魔をされる」など切実な悩みに対して、様々なテクニックを具体的に駆使しながらの対処法を、Q&A方式で述べていきます。 最終章の第6章では、企業の営業やパートをしている主婦、若手の経営者の方々の実際のスケジュールを見ながら、目標達成を思いのままにするスケジュールをレクチャーします。
    著者の典型的な1日のスケジュールも大公開! そこに反映されているスケジュールテクニックは圧巻です。

    あなたを「計画倒れゼロ」に導く、DaiGo式パーフェクト・スケジュール!
    「超効率」「時間管理」「習慣力」…が身につき、あなたも自分の未来を自分でつくることができるようになる決定版です。

  • 2週間に1回、計画的にサボる日をもうけて、モチベーションを維持する。

    数日以内の測定可能な目標を持つこと。

    計画通りの休日を過ごせると、満足度が上がる。

    スケジュールは、カレンダーに事細かに書くべき。

  • 倒れない計画術:まずは挫折・失敗・サボりを計画せよ!
    著:メンタリストDaiGo

    本書では、事前準備・段取り・スケジューリングという切り口から計画倒れを防ぐ段取り力を鍛えていく。うまく段取りを立てられるようになると、人生が楽になっていく。なぜなら、科学的に正しい段取りの整え方を身に付けると、本当にやるべきことだけに集中できる状態が手に入るからである。

    価値は相応の準備と計画から生み出される。
    「段取り」や「計画」に関する知識を増やし、正しい事前準備の方法を身につけることが、面倒くさがりの人のためにとって最強の武器になる。

    構成は以下の6章から成る。
    ①計画にまつわる3つの誤解
    ②科学的に正しい計画へと導く、たった1つの原則
    ③計画どおりに進めるための7つのテクニック
    ④計画倒れを招く4つの落とし穴と対処法
    ⑤計画実行にまつわる悩み対策ℚ&A
    ⑥必ず目標達成できる パーフェクト・スケジュール

    何事も段取りは大切である。自分の処理能力を図り・記し、ログとして活用していく。傍から見ればめんどくさいやつと捉えられるかもしれないが。世の中段取りであり、突き詰めていけば、やはりそれくらいの対応は必要となる。

    段取りなくして計画は立てられない。ひとつひとつのアクションを細かく割り、具体的にイメージするところまで落とし込む。そして、その段取りは受け身ではなく、主体的な視点で組み上げないといけない。その中では休息やずる等も主体的に受け入れながら戦略的に組み入れる必要までも紹介されている。

    やらされるのではなく、やりたいからやっている。必要だからやっている。そしてその段取りは常に見直されることによって、その時の自分にとっての最善の計画へと昇華されていく。

  • スケジュールを立てる時に予め自分がサボるだろうなとか、停滞するだろうなという自分の能力を加味しての“余白”を組み込むというのは案外難しいのではないだろうかと感じた。
    そのために低減しているように自分のパフォーマンスの「記録」が必要になってくるということなのだろうが…。

  • 計画を立てるには、具体的に行動を書くこと。失敗や挫折も織り込むこと。
    計画立てて実行して上手くいかなかったらフィードバックして計画をまた立てる。のサイクルを回すことで行動を習慣化して成長出来るようになる。
    休日の過ごし方は、新しいことに挑戦すること。思い通りに出来たと実感することが大事。
    まずは、イフゼンプランニングや心理対比を実践してみて、フィードバック。

  • Woopの本を読んだ後に読んでみた。
    計画倒れにならないようにする方法がたくさん書いてあるので、とりあえず試してみて自分に合う方法を見つけるととても良いと思う。
    Todoリストの30-40%は決して実行されることがない、とかの文がなかなか耳が痛い。
    基本的には表紙にある通り「まずは挫折・失敗・サボりを計画せよ!」に尽きるのだけど、その具体的なやり方が著者の実践例と共に書いてあってわかりやすい。
    試してみてほんとに役に立ったら5つ星。

  • 読み終えた率直な感想。
    最新の論文を読み続けよ。さもなくば、DaiGoのノウハウ本を繰り返し読み、実践せよ。
    たくさんの最新論文を読み、実践して、効果のある良いものだけを続けていく…
    それができる人には、この本は必要ないと思う。
    が、今のところたくさんの論文読めるほどの英語力はないし、トライアンドエラーにはあまりに時間がかかる。
    いまいち効果のないものにまで手を伸ばしている余裕はない。
    そういう人には(まず時間術の本を読むことを勧めるけど)、マストバイだと思います。
    あなたが戦略的オプティミスト(ざっくり言うと、ポジティブ派)だったら、ちょっと遠回りになるので、海外のノウハウ本を優先したほうがいいかもしれないけれど、98%の日本人はネガティブ派とのことなので。

  • この本は書かれている計画術が身につくまで繰り返し読むことで真価を発揮する。一度、読んだだけではわかった気になるだけ。二度、三度読み、二度目以降は実践しながら読んでいく。計画が上手くいかなかったときにはまた振り返る。それを繰り返すと、倒れない計画術が身についている。

  • 仕事の作業計画を立てるときにかなり参考になりました。

  • 【タイトル/著者】
    倒れない計画術/メンタリストDaiGo

    【ざっくり言うとこんな本】
    目標、計画を達成するにはどうしたら良いのか。目標を立てるところから、実行に移し達成する確率を上げるテクニックを科学に基づき、学べる。計画というと密に詰まった段取りを思っていたけど、計画的な"空き"、"サボり"を計画するというのは、意外なメソッドだった。

    【ポイント3つ】
    ①MACの原則
    科学的に正しい計画の立て方のポイントは、Measurable(測定可能であること)、Actionable(プロセスを明確に書き出せること)、Competent(自分の価値観に基づいていること)である。例でいうと、Measurableはダイエットであれば、夏までに痩せる!ではなく、3ヶ月で2キロ痩せるという立て方。Actionableは毎日運動する、よりも朝起きたら、30分ウォーキングするとする。Competentは自分の価値観と照らし合わせる。健康を維持したい、若々しくありたいなら、価値観に合うし、人に痩せろと言われてということであれば、価値観にそぐわなくなる。価値観にあっていて、納得感を得ることが重要だ。
    また、目標を立てて、じゃあ実際にどう戦略を立てるかを考えるときのテクニックが疑問型セルフトーク。先の例で言えば、3ヶ月で2キロやせたる!自分にだったら、できる!という目標よりも、3ヶ月で2キロ痩せるためにはどう行動したらいいだろうか?と疑問形にする。そうすると具体的なタスク、リスクが見えてくる。

    ②計画通りに進めるためのテクニック
    本書には7つのテクニックが紹介されている。特に面白かった3つは以下の通り。

    〈心理対比とプリコミットメント〉
    計画が定まったら、それを達成した時、どんないいことがあるかを書き出す。その中から最もポジティブだと感じるものを選ぶ。それが実現された時、どんな自分になっているかを具体的に想像する。
    逆に、どんなトラブルが起きるかを考える。その中から、本当に起こりそうなものを1つ選ぶ。それが起こった時の状況、自分の反応、周りからの目を具体的に想像する。そこから、計画倒れしそうな時の対処を考えておく。

    〈3つのC〉
    人は、他人が決めたものより、自分で決めた段取りで探したほうが幸せになれるということが分かっている。休日も段取りを決めた方が良い。特に段取りをつけず、過ごした休日はリフレッシュ効果が2週間続くが、詳細に段取りをつけて過ごした場合は8週間、リフレッシュ効果が続くことが実験で明らかにされている。では、その段取りのつけ方はどうしたら良いかというと、Challenge(挑戦)、Controllability(コントロールできる)、Careful planning(綿密な計画を立てる)の3つのCを意識する。かといって、詰め込みすぎはストレスになるので、程よくバッファを持たせる。何より重要なのは、思った通りの1日を過ごせたという感覚が重要になる。

    〈チートデイ〉
    挫折を前もって計画しておく。ポイントは"事前に"この日はサボる!というのを決めておくこと。例えばダイエットで、大好きなスイーツを食べないと決めた場合、チートデイは食べてもいいことにする。このチートデイを設けるとダイエットを継続できる可能性が上がるという研究結果がある。目安は2週間に1回くらいのペース、全体の活動量の15%程度を目安にチートデイを設定する。

    〈目標達成できるスケジュール〉
    スケジュールは予定を書き込むだけでなく、今日より明日、今月より来月、今年より来年の自分を向上させる最良のツールである。また、スケジュールは何をすべきか見やすくするものであるが、空きのないスケジュールは見直さなければならない。空きがあるから、余裕が生まれ、成長するので、空きがないスケジュールは成長できないスケジュールになってしまう。
    そして、スケジュールを日々点検する習慣も重要である。オススメは2週間単位でスケジュールを立てること。予定を書くのではなく、行動を書き込むことが重要。1時間ジムに行く、ではなく、ジムで30分のランニングと30分のマシーントレーニングをするというように書く。また、その行動にかかる予測時間も書いておき、実行した場合はそれぞれのタスクでかかった時間、感じたことを書いていく。もっと効率的にできないか、もっと早く終わらせられないかを考えることで予定の空きが作れる。ビジネスマンには避けて通れない打ち合わせ、会議があるが、そこで何を達成するかを書いておく。打ち合わせ後、それが達成されたのかどうかを評価する。休憩の予定もスケジュールに入れておくと良い。

    【あとがき】
    計画を立てることは仕事でも、プライベートでも重要だ。さらに立てた計画を遂行し結果を得ることはさらに重要になる。本書の計画を遂行するためのテクニックは実際に使えそうなものがたくさんあった。特にチートデイの設定するということは、これまでやったことがなかった。予めサボる日を決めておくというのは誰からも教えられなかったことで、驚きであったし、2週間に1回サボり日を作れると考えると確かにやる気が出る気がする。
    また、予定の書き方も見直そうと思った。普段スケジュールにはやることの題名程度しか書いておらず、行動レベルで記載していない。予測時間は書いているものの、タスクを実行した後の感じたことの記載、スケジュールの点検はやってきていないで、日々の点検をやっていきたい。
    今年は忙しくなる年になる。倒れないように計画を立て、倒れないように色んなテクニックを使って、行動していきたい。

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著者プロフィール

英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとしてTV番組に出演。その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ転換、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家として活動。著書は累計400万部。ビジネスや健康法、恋愛や子育てまで幅広いジャンルで人間心理をテーマにし、YouTubeや独自配信アプリ【Dラボ】にて動画配信を精力的に行っている。趣味は1日10~20冊程度の読書、猫と遊ぶこと、筋トレ。

「2024年 『ダークメンター』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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