北朝鮮 おどろきの大転換

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 10
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309248905

感想・レビュー・書評

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  • 北朝鮮 あまりに実態を知らなさすぎたなかで、姿が少しでも見えて純粋に興味深かった。 金正恩は、ただのボンボンじゃなくて、意外としたたかな合理主義者っぽいこととか。おじいちゃんにそっくりで、そのおじいちゃん(金日成)は国民に超崇められている(当時経済成長がすごかったため)ので、そのやり方を模倣して経済に重きを置くことで金正恩自体の人気も不動のものとなる、とか。意外に世界のやり方を取り入れて、開放的な政策を取っている部分もあるとか、本人は実はスイスの学校に留学してたとか。金正恩は、組織を大再編したとか。ああいう国って、構造は変わらぬ体制のままなのかと漠然と思ってたけど、全然違った。
    中立な書きぶりなようで、金正恩を高く評価しているような流れなのは、逆にもうなの?とも思うが(いや、すごい人なの???)、全体的に平易な書きぶりでサラッと読める割りにきちんと情報があってよかったと思う。

    しかし、この本は、米朝会談!!と丁度大盛り上がりのところで終わってるので、、、その後停滞しているこの状況...どうなるのかしら。

  • 「誰が北朝鮮を動かしているのか」という韓国のテレビ番組の取材班によるルポ。
    金正恩政権を支える体制の変化、核による強国路線を土台としながらも、なぜ経済重視に転換したのか、ドルヒーローズと呼ぶ出稼ぎ労働者の悲惨さなどを、北朝鮮国内での取材ができない中、丹念にデータを追い、海外の取材をこなすことで明らかにする。
    本書は金正恩政権は幼稚な三代目ではなく、合理的な戦略に基づいて行動しているのだという。また2018年の南北会談で終わっているせいか、韓国から見た期待感が込められているからか、楽観的な見方で終わっている。米朝会談の決裂、解が見えない核問題など、その後の展開を知る身では、本書の楽観論には懐疑的にならざるを得ない。

  • 金正恩が就任時はその移譲期間の短さから旧パルチザン長老たちに守護される状況だったが、それらを粛清し、テクノクラートによる統治体制を構築して行ったことを示す。

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著者プロフィール

韓国の公共放送局のテレビ制作班。イギリスBBC、ドイツZDFと協力して取材に当たった。

「2018年 『北朝鮮 おどろきの大転換』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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