物理学対話---古典力学から量子力学まで (KAWADEルネサンス)

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309252605

感想・レビュー・書評

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  • 砂川先生は、理系の大学生であれば一度はお世話になった人が多いのではないだろうか。
    そう、電磁気学の教科書で、である。

    学生時代には、砂川先生の理論電気学第3版を必死に読んだ記憶があります。

    本書は電磁気学というよりも物理全般に関する一般人向けの本である、が、物理を学んだ人が読んでもなるほどそうだったのか、とか、そーゆー考え方もあるのか、と目から鱗が落ちるところもある。

    物理を学ぶ人は、数学にこだわるのではなく、物理にこだわるのだ。

  • 電磁気学で有名な砂川先生の本。少しくどく書きすぎと思えた。具体例がたくさん欲しい内容でした。

  • 祝・ヒッグス粒子発見ということで、ちょっと重めの物理学の本を読了。いやー、難しかった。

    第1章の古典力学の話から天体の運行について展開するところは、なんとかついていけた。第2章の電磁気学は、高校でやったフレミングの法則なんかも出てきたんで、やはり完全ではないもののそれなりに理解できた。んで、第3章の特殊相対性理論のところでほぼ撃墜。じぇーんじぇん分からんかった(笑)その反動からか、第4章の量子力学から原子や中性子、そして核分裂といった話は、けっこうサクサク理解できました。

    一読して物理学について理解してやろうとするんじゃなくて、何度か読み返して物理学の世界観をじわじわと頭の中に入れていくための本なんだと思います。これを高校の時に読んでたら、理解できたのかなぁ?もしくは、やっぱり今と同じように掴みきれなかったのかなぁ?

  • 砂川先生がこのような著作を残していたとは。
    一般向けに書かれた内容にもかかわらず、現代物理へと続く思考の流れを、誤魔化すことなくたどっている。
    物理に限らず科学は常に修正され続けていくものだが、過去のパラダイムが当時としては如何に妥当であり、またなぜ修正の必要が出たのかを考えていく過程は驚くほど教育的であり、目を養う。
    一般向けの本の博物的な内容に飽きている人は、一読の価値ありだろう。

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