江戸艶本への招待

著者 : 林美一
  • 河出書房新社 (2011年1月13日発売)
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  • レビュー :3
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309255330

作品紹介・あらすじ

山東京傅、柳亭種彦、十返舎一九など当代一流の作家と歌麿、北斎、広重などの人気絵師が縦横に腕を競った、江戸艶本の傑作、快作、奇作のオンパレード。世界に類を見ない、精巧をきわめた木版錦絵の美の世界、遊びごころを誇示した仕掛絵本の愉しさ、肝心の場面にふらりと現れて、笑いを誘う豆男の謎、などなど。艶本研究の第一人者が語り尽くす、江戸艶本の魅惑と江戸っ子の昼と夜。諧謔、パロディー、エロスの氾濫!江戸艶本のすべてがわかる、おすすめ絵解き入門。

江戸艶本への招待の感想・レビュー・書評

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  • 江戸の春画、絵枕、艶本(えほん)を学問に

  • いわゆる春画である。
    枕絵とか艶本(えほん)といわれるもので、浮世絵が表なら裏といえる。ただ、裏といっても有名画家はみなこぞって描いたものであって、芸術的に優れたものばかりである。
    どういうことかというと、「浮世絵でならした俺達は当局の弾圧を受けて地下に潜った。だが、地下で燻っている俺達じゃあない。筆さえあれば金次第で春画を描く。不可能を可能にする俺達枕絵師!」みたいなことらしい。まぁ弾圧といってもそんなに厳しいもんでもないらしく、ペンネームで描いていればよかったとかそんな感じ。
    で、この著者はえらく怒っている。まずこの分野の研究を軽んじられていることに怒り、人の研究成果を盗む輩に怒り、適当なことを書いている輩を怒り。よほど春画の研究って風当たりが強いのでしょう。
    さて、この本はとにかく挿絵としていくつもの作品が紹介されていますが、とにかく凄い。モザイクも何もなしにドカンと出てきている。いやぁこれは強烈。強烈だがユーモラスでもある。
    そして、豆男ってのが面白い。男が小人になって男女の閨房を覗くというテーマらしいけどなんていうかどこからその発想でてくるんだろう。
    そんな面白可笑しい艶本の世界ですが、明治になると本格的に禁止されてしまい写真などの普及も手伝ってあっという間に衰退してしまう。なんとも残念。性をあけっぴろげに、だけど少し愉快にヒョ現する春画って、性教育にもいいし、なんていうか西洋的エロスよりいいと思うんだけどなぁ。

  • 艶本ウホッwwとか言いながら読んでみました(笑)

    しかし…いやいやどーして…なんて素晴らしい芸術なんだ!
    趣向が凝ってたり、有名どころが惜しげもなく描いていたり…圧巻です!
    写真がかなりの枚数載っているので、楽しく読めましたww

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