プロフェッショナル13人が語るわたしの声優道

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309256351

感想・レビュー・書評

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  • プロフェッショナルの人の仕事に対する想いを聞くのは面白いです。
    虚構であるアニメーションのキャラクターに、如何にして存在感を持たせるか。それっぽい声を貼り付けているのとは違う、演じるということをそれぞれの言葉で表されています。

  • (役が)入ってくるかこないか
    そのキャラクターになったら(身長、年齢)どう感じるか
    シンプルにひとつの感情に(悲しいから怒っている→怒っている)
    相手役とのセリフの距離感
    呼吸のリズムを変える
    セリフを歌うだけの人にならない
    酔っ払いはまっすぐ歩こうとしている→結果千鳥足になっているだけ。
    子供は何を知らないか、が大事 自分が知っていることを全く知らないという気にならないと。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/763089

  • バレエ、ピアノ、演劇、合唱、声楽、弦楽合奏、と、表現の世界にちょっとずつ身を置いた若き頃。どれも、身体をどう使っていけば目指す表現にたどり着くのかと考える機会だった。いずれも学生時代の習い事にすぎず、社会に出てからは触れていないが、本書を読んで、20年、30年前の記憶がよみがえるという、不思議な体験をした。声優って、凄い職業だと思う。誰でも気軽に目指せるものでは無いと思う。専門学校が乱立したり大量の新人が出たり、結果、深夜帯アニメの女子キャラが皆同じに聞こえてしまうという、今の時代の声優界に対する苦言には、大きく頷いた。

  • インタビュアが業界に精通している方だからか、とても幅広い作品群の様々な方向から、役者の背景や人となりが見られてとても興味深い話が読めた。

    昔はキャリアのある方々が少数の若手を育てていったが、今は新人が増え過ぎてベテランがスタジオで小さくなっている。というような事が書かれていて、なるほど育てる環境というのが作りにくい構造になっているんだなと。
    職業として人気が出てしまう一つの弊害で、若手が増えると勢いや新しい考え方が生まれる一方、個々に教えられる割合が減って全体的な質が低下してしまう。インタビューを読んでいても、活躍されている方々にはメンターと呼ぶべき人達との出会いで大成している。今の若手はそういう人に出会う機会が減っているのだとすれば、それは残念なことだと思う。

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著者プロフィール

東京農業大学農学部卒業。アジア航測株式会社勤務を経て、NPO法人環境市民で受託業務に従事。NPO法人とよなか市民環境会議アジェンダ21事務局長に就任し、ローカルアジェンダ21の推進組織の運営に従事。その後、京のアジェンダ21フォーラム事務局長に就任し、組織統合により、現在、公益財団法人京都市環境保全活動推進協会企画広報室長。

「2023年 『SDGs時代に知っておくべき環境問題入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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