美女と野球

  • 河出書房新社
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感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309263564

感想・レビュー・書評

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  • だらしないサービス精神と中途半端な正義感!
    ウンコやオナニーといったどうしようもないワードが続くなかで、母親への愛情も卑猥な話題と同等のテンションで書かれていた。くだらなさのなかに素敵な部分が少しでも見えると、その人自身がとんでもなく素敵な人に見えてしまうから不思議だ。
    リリーさんはどうしようもないほどくだらないのに、とても素敵だ。

    リリーさんの少年時代の友人、オッチャンが家の縁の下から野良犬の死体をひきずり出す場面でめちゃくちゃに笑わせてもらった。
    「口にボンド一本全部入れたから、口から空気が入らない。死んでも腐らない」と言って、縁の下にしまうオッチャン。まったく意味がわからなくて面白い。

  • その昔、洋楽ダイスキ!だったころ定期購読していた音楽雑誌「Crossbeat」に連載されていたコラム「リリーフランキーの死亡遊戯」の単行本。いつも音楽に全く関係ないこのコラムのあまりのキレ具合に、何より最初に読むページになっていたけど、いくら読んでも何やってる人かが全然分からなかった。
    白眉は「シンクロ鬼コーチ」(単なる水洗トイレの故障の話です)。これ絶対〆切り間際にやっつけで書いてるんだけど、プロフェッショナルなやっつけ。ほれぼれするほど現場力の高い作家です。
    ちなみに「東京タワー」のプロトタイプもあり。オカンの人格は無茶苦茶で大屋政子クラスに描かれてます。こっちが本当だろうな。

  • 読み終わったっつっても、永遠に私のバイブル的存在な本です。(他の本にも言えるけど……)
    ぼーっとしててよく血迷うので、リリーさんが導いてくれます。大好きです、ほんと。

  • 最高に笑える!

  • 最高に面白かった。

    こんな文章が書ける大人になりたい。

  • 笑う。

  • また、彼にホレた。

  • 2006

  • リリーフランキーのエッセイは
    心軽くもみほぐしてくれる。
    センタリングしてくれる。
    何より笑わせてくれる。
    愛が溢れている。

  • これはめちゃくちゃ面白い!!!<br>
    下ネタが多いんだけど、嫌いじゃなければ是非読んでもらいたい一冊。<br>
    通勤の電車の中で読んでたんだけど、リリーさん独特の言い回しがおかしくて、笑いが堪えきれずに何度も本を閉じ、<br>
    落ち着いたらまた読み始めて・・・<br>また笑いがこみ上げてきて。。の繰り返し。<br><br>

    個人的には、最初にカレー屋さんのページを見てから読んで欲しいです^^

著者プロフィール

1963年生まれ、福岡県出身。 武蔵野美術大学を卒業。 俳優業のほか、文筆家、小説家、絵本作家、写真家、アートディレクター、作詞・作曲など幅広く活躍。自身初の長編小説『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~』(扶桑社)が06年、本屋大賞を受賞。200万部以上の大ベストセラーとなり、映画化をはじめ、ドラマ化、舞台化された。著書は『美女と野球』『エコラム』など。初のひとり芝居に挑んだ映画『その日、カレーライスができるまで』が公開中

「2022年 『細野晴臣 夢十夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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