映画狂人日記

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 56
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309264011

感想・レビュー・書評

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  • 推している映画はたいてい現在Blu-ray、サブスクはおろかDVDすらない作品がほとんど。大事に擁護してきた「芸術」映画が滅亡したのではなく、そもそもあらかじめ消えてしまうべき大した作品じゃなかったわけで、単純に仰っているようにくるってしまった評論は、つまり一回りして偽物となってしまった証左なのかもしれない。小躍りしながらほめたたえている「ソナチネ」も、その後北の作品はいくらでも質がアップデイトされている事実を見るにつけ、20世紀で終わってしまったやれ芸術だファインアートだ知性だポストモダンだシラケだとの狂騒が虚しくすたれたに過ぎないということが悲哀をもってわかる。終章に武満徹、黒澤、淀長への、年を追い、畳みかけるかのような追悼が20世紀の終焉の象徴として、出来過ぎの構成となっている。

  • 少し控え目でしょうか。

  • 2-3 映画論

  • spicy

  • それぞれがものすっごい短さです。
    えっこれで終わり??とびっくりします。

    淀川長治への尊敬の言葉が印象深かった。
    あとジョニーデップ『デッドマン』見ようと思った。
    北野たけしは良さ・美しさがわかりやすい分そのままに受け止めて良いものやらひねくれていたけれど、これを読んで、、、いやいやこんなふうに価値基準を人に委ねるなんて、、、。でもこれだけたくさんの映画をずっと見続けている人が太鼓判を押すというその価値を信じることは別にいいのかなとも思う

    映画評論はブランクができたら成り立たないものなのだと、その厳しさを少し覗けました。

  • この人の物言い、素敵です。
    現在は映画評論は廃業していますが。

  • 最高。

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著者プロフィール

フランス文学、文芸批評、映画批評。第26代東京大学総長、同大学名誉教授。1936年生まれ。著書に、『映画時評 2009-2011』『映画時評 2012-2014』(講談社)、『「ボヴァリー夫人」論』(筑摩書房)、『凡庸な芸術家の肖像──マクシム・デュ・カン論』(上下、講談社文芸文庫)、『「ボヴァリー夫人」拾遺』(羽鳥書店)、『伯爵夫人』(新潮社)など。

「2017年 『〈淫靡さ〉について』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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