うろんな客

  • 河出書房新社 (2010年8月3日発売)
3.93
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感想 : 410
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Amazon.co.jp ・本 (48ページ) / ISBN・EAN: 9784309264349

みんなの感想まとめ

シュールで可笑しみのあるストーリーが展開される作品は、独特のキャラクター「うろんな客」が一家に訪れる様子を描いています。全体は30ページほどで、ゴシック調の挿絵が印象的で、サクッと読み進められるのが魅...

感想・レビュー・書評

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  • ゴシック調の挿絵があり、全体として30Pなので
    サクッと読み進められます。

    和訳の方が短歌の調子で、まとめているので
    テンポも良いです。

    ブグログの中でも、、評価高かったので
    取り寄せて読みましたが納得の一冊。

    最後の後書きで、腹落ちします。
    個人的には、挿絵の「目」がとても、よても良かったです。読んで損は無い一冊かと。

  • ロッキーさんのレビューで読みたくなり、図書館から取り寄せてもらった。
    ありがとうございました。

    ペンギンのようなシルエットを持つ「うろんな客」が、ある一家にやってくる。
    「うろんな客」は、マフラーを首にぐるぐる巻き、足元には白のコンバースオールスターハイカット(たぶん)が目立つ。
    奇矯な振る舞いを見せる「うろんな客」に、一家は振り回される────。

    シュールで暗めだけれども、可笑しみのあるゴーリーのイラスト。
    韻を踏んだ英文を、日本語の短歌にテンポよく訳した柴田元幸さんの離れ業。(歌人の水原紫苑さんが協力したらしい)

    解説で紹介されている「うろんな客」とは、実は何を意味してるのだろうか、というゴーリーの友人の作家のアリソンさんの推論には納得。というか、私もそう思ってたよ!





    • ロッキーさん
      他の作品、不気味なものも多いですがぜひとも〜!
      うろんな客、どの悪さもかわいいですよね笑
      ピンポンダッシュとか憎めません!
      他の作品、不気味なものも多いですがぜひとも〜!
      うろんな客、どの悪さもかわいいですよね笑
      ピンポンダッシュとか憎めません!
      2024/02/25
    • 5552さん
      『ギャシュリークラムのちびっ子たち』が気になってます!
      ゴーリーのことちょっと調べてたら、4月に千葉県佐倉市というところで巡回展覧会があるそ...
      『ギャシュリークラムのちびっ子たち』が気になってます!
      ゴーリーのことちょっと調べてたら、4月に千葉県佐倉市というところで巡回展覧会があるそうです。うーん、ちょっと遠い…。
      近くに来たらぜひ行ってみたいです♪

      2024/02/25
    • ロッキーさん
      ギャシュリークラム、すごーくブラックユーモアですが、癖になる良さがありますよ〜ぜひぜひ。
      展覧会あるんですね!わたしも少し遠い…でもいつか原...
      ギャシュリークラム、すごーくブラックユーモアですが、癖になる良さがありますよ〜ぜひぜひ。
      展覧会あるんですね!わたしも少し遠い…でもいつか原画見てみたいですね!
      2024/02/25
  • 高校生の時に図書館で見つけてからというもの、いつか買いたいと思ってたゴーリーの傑作をついに入手。飾ってもいいなってほど、装丁も可愛い。
    このうろんな客、とんでもなく迷惑でめちゃくちゃ愛おしいんだよなあ。
    後書きで散文バージョンも載っているけど、明らかに短歌形式のがいい。この訳にしたのはセンス溢れる!高校の時も翻訳家さんってすごいと感激したんだった。

    • 1Q84O1さん
      ロッキーさん
      ゴーリーじゃないですかヮ(゚д゚)ォ!
      これ、まだ読んでません…
      そして、久しくゴーリーを読んでません…
      また読もうかな( ̄ー...
      ロッキーさん
      ゴーリーじゃないですかヮ(゚д゚)ォ!
      これ、まだ読んでません…
      そして、久しくゴーリーを読んでません…
      また読もうかな( ̄ー ̄)ニヤリ
      2024/02/17
    • ロッキーさん
      1Q84O1さん
      コメントありがとうございます!
      この作品、ゴーリーには珍しく死者が出なくて、ちょっと可愛さもあって、お好みか分かりませんが...
      1Q84O1さん
      コメントありがとうございます!
      この作品、ゴーリーには珍しく死者が出なくて、ちょっと可愛さもあって、お好みか分かりませんがおすすめです!笑
      2024/02/18
    • 1Q84O1さん
      ゴーリーで死者がでない!?
      簡単にそしてどんどん殺すゴーリーとしては、ほんと珍しいですね!w
      またチェックしてみます^_^
      ゴーリーで死者がでない!?
      簡単にそしてどんどん殺すゴーリーとしては、ほんと珍しいですね!w
      またチェックしてみます^_^
      2024/02/18
  • 久しぶりのゴーリーです

    カギ鼻頭のヘンな生き物が、とある一家の生活の中に突然入り込んできて
    そして、それから・・・・・


    まず読んでみてウザい!
    このヘンな生き物がウザい!
    とにかくウザい!
    やること全てがウザい!
    なんでもかんでもやりたい放題!

    ウザいから評価は★2にしてやろうって思ってましたw


    けど、あとがきを読んでこのヘンな生き物(うろんな客)の正体がわかって納得!

    もう一度読み直してさらに納得!

    納得したから評価は急上昇⤴⤴⤴

    このウザさは仕方ないな…w
    うちにもいるわ!うろんな客が!w

    コレ面白いよ(≧∇≦)b

    • 1Q84O1さん
      いやいやいや!
      こっちが聞きたいですよ!
      一体何作品出るつもりなんですか!?ってw
      いやいやいや!
      こっちが聞きたいですよ!
      一体何作品出るつもりなんですか!?ってw
      2024/03/10
    • mihiroさん
      一休さ〜ん(^-^)v
      全然子供向けじゃなさそうな絵本ですね(O_O)
      うろんって何だろ?!
      不気味そうだし、読んでみたい〜♪笑
      一休さ〜ん(^-^)v
      全然子供向けじゃなさそうな絵本ですね(O_O)
      うろんって何だろ?!
      不気味そうだし、読んでみたい〜♪笑
      2024/03/10
    • 1Q84O1さん
      mihiroさーん
      ゴーリーの絵本は基本的に子どもに見せちゃダメですよ!
      絶対に!!!
      マジで!!!

      けど、これだったら見せても大丈夫w
      mihiroさーん
      ゴーリーの絵本は基本的に子どもに見せちゃダメですよ!
      絶対に!!!
      マジで!!!

      けど、これだったら見せても大丈夫w
      2024/03/10
  • 『あの本、読みました?』 で紹介されていたので読んでみました。英語と訳の両方が載っています。
    1度読んだだけでは、へぇ…としか思わなかったのですが、繰り返して読むと、めっちゃおもろいやん!とツボに入りました。なんでやねん、と突っ込みたくなる毎ページの行動。実際に存在してたら困るけど、憎めません。
    英語は少し単語が難しめで、いい勉強になりました。
    この英語の韻に負けず劣らず、短歌調でリズムよく翻訳されているのも良かったです。
    17歳のうろんな客…愛おしい存在でなのでしょうね。

    • 1Q84O1さん
      ゆうこさん

      こんにちは!
      私もこれを読んだ時、最初は???でした…
      けど、あとがきを読んでから再読すると納得!
      ちょっとウザいけど憎めない...
      ゆうこさん

      こんにちは!
      私もこれを読んだ時、最初は???でした…
      けど、あとがきを読んでから再読すると納得!
      ちょっとウザいけど憎めないやつですね(≧∇≦)
      2024/08/20
  • 大人のための絵本作家、エドワード・ゴーリー。
    訳は柴田元幸さん。図書館にて借りる。

    うろんとは正体の怪しく疑わしいこと。また、そのさま。
    恥ずかしながら意味を知らず、覚えることが出来た。
    この絵本を借りるきっかけは、ヒグチユウコさんの対談本で紹介されてた。

    「不幸な子供」「うろんな客」など、不条理で残酷な世界観で知られる絵本作家エドワード・ゴーリー。ベタ塗りはほとんどせず、主に線だけで表現。その線は息が詰まりそうなほど緻密だ。

    不幸な子供は図書館に無く、こちらを借りる。
    以前番組で柴田元幸さんが翻訳の難しさを語る時に、うろんな客を紹介されてた。カギ鼻頭のヘンな生き物。
    うろんという言葉がピッタリで、短歌形式で伝わりやすく訳した、と話されていた。
    (柴田元幸さんが持たれていた、うろんな客のぬいぐるみが妙に気になったのでした)

    柴田元幸さんによる、あとがき、(うろんな客)とは誰か、ゴーリーとルーリー、と題して語られている。
    散文バージョンと共に。
    こちらを読んで改めて絵本を読むと、また違う感覚にもなります。

    絵の緻密さはヒグチユウコさんの緻密さを感じ、独特の韻を踏んだ文章と、独自のモノクローム線画でユニークな作品のエドワード・ゴーリー、新しい発見でした。

  • 両手のひらにすっぽり収まりそうな小さな絵本。
    エドワード・ゴーリーは文章に韻を踏むことで知られているようだ。
    そのまま日本語訳にすると、そこの面白さが欠けてしまうことを懸念したのだろうか、形式は異なるけれど、日本の短歌という形に換えて作られている。
    こういう、よくわからない、こちらの言い分が通じない相手は、何もお客だけではない。
    案外身近にいるもので、我が家の子どもたちも、かつてはそうだったなぁと思い出した。

  • 黒一色のペン画と柴田元幸さんの短歌が不穏な雰囲気に合っていてすごく良かった。
    最後に短歌の訳まであって内容がわかりやすくなっていたのよ良かった。

  • うろん 胡乱
    確かでなく、怪しいこと。うさんくさいこと。
    ゴーリーのイラストが良い。毒っぽい。
    大人が楽しい絵本。

  • うろんな客、この翻訳名やいでたちがきもかわいい!
    傍若無人だが、なんとも憎めない。

    とこかにいる・・・解説を読んではじめて腑に落ちた(笑)

    開催中のゴーリー巡回展。
    旅行を兼ねて行ってみたい。

  • ある日やってきた「うろんな客」 受け入れる家族。みるところ祖父母、父母、幼い男の子。モグラかアリクイみたいな頭でもきちんと二足歩行。同じ食卓に着きパン皿まで食べて、蓄音機のラッパをとり、暖炉の煙突を覗き、蔵書の本を破りとり、ドアの前で横になる。・・そしてなんと17年経つ・・  そうかこれって一家に生まれた子供?

    「うろん」を調べてしまった。胡乱、怪しくうさんくさいという意味。


    1957発表
    2000.11.30初版 2000.12.25第2刷 図書館

  •  doughtfulを「うろんな」と翻訳するセンスに脱帽です。このような日本語は柴田元幸先生にしか浮かびません。この日本語訳があってのエドワード・ゴーリーの人気だと思います。元はオースターにはまってからのゴーリーという流れです。現在、松濤美術館での展覧会がすばらしいです。こじんまりしていますし、高級住宅街の中という立地もいいです。是非!

  • 「カギ鼻頭のヘンな生き物が突然やってきて、
    ワタクシどもの家に住みついてしまったのですよ。」

    …と、さも迷惑顔で事の経緯をぼやくある一家。

    珍奇な姿のうろんな客は
    「ご飯の際にお皿まで食べてしまって…」
    「大事な本の頁を次々破って…」
    「出掛けようとすると、『いくな』って駄々をこねたり…」
    困った事をたくさんするのだそう。

    波風ひとつ立たなかった平和な家庭は
    およそ聞き耳を持たぬこの謎の生き物に
    振り回され、
    困り果て、
    もう成すべき事は

    彼に食事と安住の空間を与える事、くらいしか…

    どうやらなさそうだ。(笑

    17年たった今でも出て行かないそうだが、
    ざわざわと彼の突飛な行動について
    今日も語り合う人達が
    実は(楽しそう)に思えるのは私だけだろうか?

  • こんなやつが、家に来たら、困る!!(ノ_<)皿も食べちゃうし、電話壊しちゃうし、最後に「いつまでこやつは居座るのであろうか」って思った。

  • ある一家を訪れた「うろんな客」とは?後書きで納得する内容。なかなかシュールで良い。
    原文が載っているのがミソ。原文では韻を踏んで作られているため、日本語訳も歌形式にしたらしい。それでも原文のリズムには敵わないので、できれば両方読んで欲しい。もちろん、英語が苦手でも、音の響きを楽しめればいいと思うので、ちょっと声に出してみると良いと思う。Googleの翻訳読み上げも使えるかも。

  • ある一家の元にやってきたシマシママフラーを巻いたへんな客
    家の中でしたやりたい放題うろついて…

    ○男の子目線なのかな?オチ面白い

  • ある日、突然、見知らぬ「うろんな客」が家に居ついて、離れない。というお話ですが、ゴシックロマン風のペン画がなかなかの雰囲気を醸し出しています。訳は柴田元幸が見事に短歌で訳して見せます。巻末にはノーマルな訳もあるので、その違いを見ることができます。私には意味不明なお話でしたが、作者の知友が見事な絵解きをしてみせます。いやぁ、感性やクリエイティビティの高い人々というのは世の中にはいるものですね。

  • 本作に登場する、鳥と哺乳類を足して2で割ったみたいな姿の「うろんな客」は、おそらくエドワード・ゴーリーの絵本のなかでももっともよく知られるキャラクターだろう。

    このキャラクターがある日、ふいに屋敷に現れ、住み着く。
    この奇妙な客、無意味ないたずらをたくさんする。

    新品の蓄音機から喇叭を撮ったり、本を次々破り取り、扉の前に横たわって邪魔をする。タオルを隠し、夜更けに屋敷をさまよい歩き、気に入ったものを池に落とす。

    なにか既視感がある気がしてモヤモヤしていたのだが、訳者柴田元幸氏のあとがきを読んでハタと膝をうつ。

    この絵本はアリソン・ビショップ/ルーリーという作家に捧げられているのだけれど、柴田はこのルーリーが書いたエドワード・ゴーリー追悼文を引用している。

    「……私に捧げられた『うろんな客』に関しては、私は時おりこう思ってきた。すなわちこの本は、私が下した、子供を産もうという(ゴーリーにとっては)理解不能な決断へのコメントでもあるのではないか、と」

    たしかに、このうろんな客が子どもだと思うと、一挙に身近に感じられてくる。どんな子どもも「育てられる」ためにそなえている愛らしさを剥ぎ取れば、たしかに、本書の主人公ができあがる。

    ところで、『優雅に叱責する自転車』との共通点をひとつ見つけた。というのは、いつのまにか長い年月が経っていた、という時間的なジャンプが生じるところ。この、ちょっとめまいを起こしそうな飛躍が好き。

  •  奇妙な生き物が現れて、生活を引っかき回す。なのに誰も追い出さず…… すっかり居着いて我が物顔。どうも見覚えがあると思ったら。
     短歌調の翻訳が面白い。あとがきに散文バージョンが掲載されている。

  • 独特なタッチの絵で、登場する人物の表情が何ともコミカルな感じ。

    カギ鼻頭のヘンな生き物がやってきて、よく分からないことをするけれど、家族は誰も追い出そうとせず、17年経つ。
    解説にもあったけど、子供のことじゃないか、ということに妙に納得しました。
    そして、たぶん男の子なんじゃないかな、と思います。
    蓄音機のラッパ部分取ったり、煙突の中をのぞいてみたり、っていうのは好奇心なんじゃないかと。

    読んだあとに、なんだかほっこりした気分になりました。(私だけかも)

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著者プロフィール

1925年シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。おもな邦訳に『うろんな客』『ギャシュリークラムのちびっ子たち』など。2000年没。

「2023年 『どんどん変に…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

エドワード・ゴーリーの作品

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