うろんな客

制作 : Edward Gorey  柴田 元幸 
  • 河出書房新社
3.93
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本棚登録 : 1764
レビュー : 295
  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309264349

感想・レビュー・書評

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  • 「カギ鼻頭のヘンな生き物が突然やってきて、
    ワタクシどもの家に住みついてしまったのですよ。」

    …と、さも迷惑顔で事の経緯をぼやくある一家。

    珍奇な姿のうろんな客は
    「ご飯の際にお皿まで食べてしまって…」
    「大事な本の頁を次々破って…」
    「出掛けようとすると、『いくな』って駄々をこねたり…」
    困った事をたくさんするのだそう。

    波風ひとつ立たなかった平和な家庭は
    およそ聞き耳を持たぬこの謎の生き物に
    振り回され、
    困り果て、
    もう成すべき事は

    彼に食事と安住の空間を与える事、くらいしか…

    どうやらなさそうだ。(笑

    17年たった今でも出て行かないそうだが、
    ざわざわと彼の突飛な行動について
    今日も語り合う人達が
    実は(楽しそう)に思えるのは私だけだろうか?

  • う‐ろん【胡乱】〘形動〙
     怪しく確かでないさま。「─な記憶」
     「胡う」「乱ろん」はともに唐宋音。

    なるほど、正しくアレは「うろんな客」だ。
    最後のページで待っている「17年…」を目にした瞬間、口を突いて出た台詞は───「叩き出せ」、だった。
    そして、うろんな客以上に陰鬱で不気味な彼ら一家の忍耐と許容力は、まさしく奇跡に値する。

    というわけで、とりあえず、傍観者から一言。

    そろそろ、もう少しましな新居を見繕う準備に入ったらどうかね?
    件の客から逃げ切れる保証は皆無だが。

  • 猫なんぞ飼いたいとも思った事のない普通の家族の家に、突如野良猫が入り込んでもこんな感じだろうなぁ。

  • this drawing have the fake. the doubtful something is not monster. or is that the guest? of course not. that means really baby kid. and go for a couple of tempo. cause have fun! 最終頁を俳句風にするなら「かの訳で きゃつ(奴)が現れ 17年 消える気配は 露もなし」なんてどお?

  • 初ゴーリーであります。五七五七七の短歌調のリズム。これは、翻訳が秀逸ですね。ちゃんと英文も比べられるし。この、胡乱過ぎる客。胡散臭い……!なんだ!なんなんだこいつは!!と、気づいたらラストまで来ていました。解説をみて、なるほどとも思ったけど、最初の胡散臭さを大事にしたいお話。これは、癖になります。

  • 子供向けじゃない絵本だと思った。
    ある程度、社会の状況、社会の暗い部分を理解した大人が読むものであると思う。そしてメンタルが正常でないといけない。

  • ホント面白い。ワケわかんないけどホント面白い。
    またこれ翻訳がいいんだな。短歌っぽくてすごくいい。
    文章と絵が左右のページにわかれているのもすごく読みやすくていい。
    色々アチコチで登場するうろんな客の分析みたいのがなされているけど、正直どうでもいい。
    ワケわからないものはワケわからないままでいい。
    絵本に限らず、本なんて面白いかどうかだけで語られるべきであって、背景やら裏設定やら隠れたメッセージなんてものはどうでもいいんだわ。
    読む方が勝手に想像すればいい。
    ま、そんなことはホントどうでも良くて、とにかく面白い。
    何回も読んじゃう。
    名作傑作。

  • ゴーリーで一番キュートで、一番(というかほぼ唯一)多くの人に勧められる作品。
    柴田氏の訳はこの作品でもまた見事。
    ゴーリー展で見た「うろんな客ぬいぐるみ」、熱狂的なゴーリーファンでも手に入らないらしいけど確かにあれは欲しいな…。

  • あとがきをよんで、おおいに納得。

  • よくわからない怖さ

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著者プロフィール

1925年シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。邦訳書に『ギャシュリークラムのちびっ子たち』『うろんな客』などがある。2000年没。

「2018年 『音叉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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