ジャズ喫茶に花束を: ジャズ喫茶店主九人が語るジャズの真実

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309265551

感想・レビュー・書評

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  • かつて隆盛を誇った(らしい)ジャズ喫茶がどのように衰退していって、そこからどうやって生き残っているのか?

    そこんところが知りたくて手に取ったのだが。衰退していったのはジャズが73年のフュージョンブームを境に求心力を失っていったことが大きな要因だが、おそらくそれがジャズ喫茶衰退の決定的要因ではない。

    店側が変容したジャズを捉えられていないところから、それが窺い知れる。

    しかし、ジャズ喫茶の主力商品は珈琲ではなくそこでかけられるジャズなワケだが、客一人アルバム2枚(平均80分?)は居たようだから、恐ろしく回転率が低い。珈琲一杯でという客は少数だろうけれど、それでも客単価は相当に低いのではないだろうか? 

    そこらへんはこの本を手に取る人なら実感として湧くということか。冒頭の問いに対する答えは「商売が下手だったから」という答えになりそうだ。

  • 元ネタは『アルジャーノン〜』ですね。
    JAZZ喫茶ってすばらしい!

  • 資料番号:010454197
    請求記号:764.7/ム

  • Jazz喫茶開店を志す人が増えているらしい。この本は今のJazz喫茶のあり方を描き出しています。

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著者プロフィール

1958年函館生まれ。上智大学文学部新聞学科卒。中学1年でロックを、高校1年でジャズを聴き始め、大学時代はジャズ・ビッグバンドでギターと編曲を担当。編集者として働く傍ら1987年よりジャズ・ライターとして執筆を始め、『ジャズジャパン』『ジャズ批評』『CDジャーナル』などの音楽誌に寄稿。CDのライナーノーツも多く手がける。著書に『あなたの聴き方を変えるジャズ史』(シンコーミュージック、2017)、『現代ジャズのレッスン 1959年から考える』『JAZZ 100の扉』(以上アルテスパブリッシング、2013)、『ジャズ喫茶に花束を』(河出書房新社、2003)、共著に『100年のジャズを聴く』(シンコーミュージック、2017)ほかがある。尚美学園大学音楽表現学科講師。

「2018年 『現代ジャズのレッスン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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