魔術的芸術 普及版

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 147
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309265667

作品紹介・あらすじ

本書は、アンドレ・ブルトンの晩年の「大事業」である。古代エジプト絵画からデ・キリコまで、原始諸民族のオブジェからデュシャンまで、ケルトの象徴文様からエルンスト、タンギーまで、古今のあらゆる芸術の領域を踏査し、「魔術的」の一語をもってあらたな視野のもとに置き、さらにシュルレアリスムの理念に照らすことによって、美術史そのものを書きかえようとした壮大な試みである。20世紀最大の"幻の書物"、待望の普及版。

感想・レビュー・書評

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  • 豪華な本だ。「魔術的」な事象を語るにあたり、プリミティブな造形作品に端を発し、シュルレアリスムに至るまでの芸術を解説したもの。原文からして難解なのか、訳文を読んでも理解しづらい部分も多い。ただ、図と共に読んでみてワクワク感は感じた。「魔術的」な見方をすればいろいろな創作にヒントを得られるかも。興奮に満ちた一冊。

  • やはりこの本は外せない。でも私の持っているのはこの版ではなく、大きい方。読むのに机に置いてページを捲らないと読めない代物だった。その存在感がすでにオブジェ的な作品と言っても過言ではないのかもしれない。

  • 写真も多く、興味深い。
    けして読みやすい内容とはいえないと思うが
    流し読みするだけでも十分面白い。

  • 美術館巡りとかが好きな方、難しいこと抜きにして写真だけ読み流しても面白いと思います!シュルレアリスムは決して行き当たりばったりではなく体系だった芸術論の上に立脚している…と見せかけてほんとんとこどうなのか解りません

  • 学生時代に先生がでっかいやつ持ってて、それがなんかものすごーーーーくすきで、普及版が販売されたときに買った本 大体手元近くにある

  • 普及版。後に初版の高くて大きなほうを買った。
    難しい日本語がずらずらと並んだ本。もう少し表現の仕様はなかったのかと思うものだが・・・。まあ、しょうがないといえばしょうがないのか・・・? ともかく、日本語が読みづらい本。内容はなかなか面白いことを言っているのだけど、理解するのに凄まじい時間を浪費する。

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著者プロフィール

1896-1966年。フランスの文学者で、シュルレアリスムを創始した。1924年に『シュルレアリスム宣言』を刊行、自動記述などの表現方法を重視した。他に著作として『ナジャ』『黒いユーモア選集』など。

「2017年 『魔術的芸術 普及版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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