雑多なアルファベット

  • 河出書房新社
3.50
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本棚登録 : 471
感想 : 62
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309265902

感想・レビュー・書評

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  • エドワード・ゴーリーの絵本は大好き過ぎて何回も読み返してる

    この絵本はアルファベット順に危険なものが並んでいる
    ゴーリーならではの皮肉なパロディで風刺が効いている、不穏なイラストも相まってより一層それを際立たせている

  • タイトルが示すように、出てくる単語は本当に雑多。絵は小さく描かれているけど、それでもゴーリー。内容は「ヴィクトリア朝教訓をほどよくパロディにした」とのことだけど、特に教訓的というわけではなく、語感に重点が置かれているゴーリー的なもの。
    原題は「The Eclectic Abecedarium」で、「eclectic」が「折衷的な・多岐にわたる」などの意味で、「abecedarium」は「アルファベットブック」を意味するとのこと。

  • 機会があれば入手しているゴーリー絵本。文庫サイズの本作は、コンパクトで良い。ならではのシリアスな世界観も安定。やっぱり、何だか好きです。

  • 原題は"The Eclectic Abecedarium"
    1983年に400部の豆本として刊行される。

    そのため本書自体は小さな絵本ですが、
    中の絵はとても小さく、親指の爪2個分ほどです。
    その絵が驚くほどやっぱり上手い。

    アルファベットブックなのでAからZまでの
    単語を使った短いフレーズが左のページに
    絵と日本語訳が右のページに載っています。

    意味が分からないけどゴーリーだとよく分かる
    フレーズばかりです。訳すのはとても大変だったと
    想像できます。

  • エドワード・ゴーリー展にて読了。

    ゴーリー氏の作品は薄ら暗くてでもどこかユーモラスさもあるイラストも素敵だけど、文章も素敵だ。
    ゴーリー氏のシニカルな視点で綴られるシンプルな言葉が小気味良くユーモアもあり、言葉選びにセンスを感じる(柴田元幸さんの日本訳もまた良い)。
    この本も読みながら何度もくすりと笑ってしまった。

  • タイトルどおり雑多なアルファベットを並べただけの絵本。

  • 2015 6/20

  • ゴーリー展にて購入。A〜Zまでの単語で韻を踏む二行詩と、マッチ箱サイズの可愛らしいイラストの収められた、何とも不思議な魅力を持ったアルファベット・ブック。翻訳は柴田元幸さんということもあって、所々で日本語なりの言葉遊びが顔を出しているのも楽しめる。「Request a Pill, When you are ill」→「病んだら早急 薬を請求」、「Don't overturn, The garden Urn」→「触らぬ甕(かめ)に 祟りなし」辺りはかなり好き。もしくは自分なりの翻訳を考えてみるのもまた一興。

  • 豆本かわいい!あとがきが面白い

  •  出合ってしまった。

     この人の作品、片っぱしから読みたい。

著者プロフィール

1925年シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。おもな邦訳に『うろんな客』『ギャシュリークラムのちびっ子たち』など。2000年没。

「2023年 『どんどん変に…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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