英国レディになる方法

著者 : 岩田託子 川端有子

• 河出書房新社 (2004年9月11日発売)

作品紹介・あらすじ

19世紀英国・中流階級の女性が、結婚し妻となり母となり、尊敬される"レディ"になるまで。シャーロック・ホームズ、不思議の国のアリス、ピーター・ラビットの時代…英国・ヴィクトリア朝の女性と子どもの生活誌。テディ・ベア、セーラー服、コルセット、ダイエット、舞踏会、ティー・タイム、ガーデニング-豊富な図版・写真で描く憧れの"レディ"の生活。

感想・レビュー・書評

[小鳥遊小鳥さんの感想 · 2017年7月11日]

19世紀イギリスの少女が大きくなる過程で触れるもの、母親として子供に与えるもの、年中行事や服喪について書かれている。『不思議の国のアリス』とか、この時期のイギリスの小説をもう1度読んでみたくなった。

[titowg7さんの感想 · 2016年10月28日]

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[sykbibliotecaさんの感想 · 2014年2月11日]

タイトルから受ける印象よりも、中身はずっと質実。19世紀のレディの身の回りにあった物をひとつひとつ丁寧に紹介している。同時代の文学作品が数多く引用されていて、その物が出てくる場面が確認できるので、「あ、このときの」と思い出すことができて楽しい。昔読んだ作品がより彩りをもってよみがえってくる感じ。

[馬轍さんの感想 · 2013年12月26日]

当時の英国貴族の風俗を知るには良い本だと思いますが、これではタイトル詐欺だと感じました…

内容はとても面白かったです。

[かくしまねねねさんの感想 · 2012年5月13日]

図版が多くて楽しめました。

[yumilleさんの感想 · 2011年9月5日]

ヴィクトリア時代の資料として役立ちます。

[りんごあめさんの感想 · 2011年6月12日]

中流階級の話多めでした。興味ある分野なので読めてよかったです。

[ばなさんの感想 · 2011年5月31日]

英国レディーもっこう流行に眼の色変えるミーハーだったのね。

[浅葉りなさんの感想 · 2010年6月15日]

英国レディになる方法、というタイトルですが、読んでもレディにはなれそうにありません。
ただ、日常生活に関して、かなり細かく、詳しく解説されているので、資料としてはいい本だと思いました。
図版はやや少なめですが、その分、本文がかなり詳しく、わかりやすいです。
あまり分厚い本は読める気がしないけど……という方でも、すぐに読める分量ですし、１冊手元にあると便利そうです。

[にけおさんの感想 · 2008年5月18日]

紐掴んで回りまくる乙女。

[かのんさんの感想 · 2008年3月16日]

19世紀の英国女性が、生まれてから亡くなるまでの
生活に関連したアイテムや事柄を取り上げ、
豊富な19世紀当時の広告やイラストなどの図案＆写真と共に、
当時の小説や児童書の描写からの引用を交えつつ
分かりやすく解説してあり、19世紀が好きな方はもちろんの事、
19世紀を舞台にした小説や児童書が好きな方にも
読んでみて欲しいなーと思う本です。

あと、本の巻末に載っている、参考文献として
ズラーッと並んだヴィクトリアン関連本のリストは圧巻です。
（リストは洋書がメインですが和書も載ってます）

[sweetcakeさんの感想 · 2007年11月8日]

19世紀英国・中流階級の女性が、結婚し妻となり母となり、尊敬される
“レディ”になるまで。シャーロック・ホームズ、不思議の国のアリス、
ピーター・ラビットの時代…英国・ヴィクトリア朝の女性と子どもの生活誌。
テディ・ベア、セーラー服、コルセット、ダイエット、舞踏会、ティー・タイム、
ガーデニング―豊富な図版・写真で描く憧れの“レディ”の生活。

[タカノツメさんの感想 · 2006年9月18日]

１９世紀英国の風俗を、文学の登場場面を例に挙げて解説しています。
元の小説を知っていると、より楽しめます。

[nofrillsさんの感想 · 2004年12月24日]

題名でちょっと損してると思う。「子供」の概念が成立したヴィクトリア朝についての研究書。図版が多い。

著者プロフィール

中京大学国際英語学部教授

「2019年 『「パンチ＆ジュディ」のイギリス文化史』 で使われていた紹介文から引用しています。」