題のない本

  • 河出書房新社
3.55
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本棚登録 : 543
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309267838

感想・レビュー・書評

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  • 男の子が窓の外を見ていると、カエルやイモリ、コオモリが出て来て踊っている?けれど、隕石みたいもが飛んできてみんな元の場所に帰る。

    画面が固定されていてパラパラ漫画のよう。

  • <The Untitled Book>
      
    日本語表記/柴田元幸
    裝幀/渡辺和雄

  • どことなく不気味でシュールな世界観。ことばも謎。

  • 良くわからないけど、なんだかシュール。

  • 20160901

  • 「固定カメラでとらえた画面の中で繰り広げられる激しくシュールな世界(カバーそで文を引用)」を描いた作品。異形のものたちが庭で楽しく触れ合い、後に空から現れた火の玉のような者によって一目散に逃げる様子を、少年が窓から無表情に見つめたお話。
    添えられた単語は平仮名で読み上げたもの。音を楽しむ為だろうが、どんな意図で作成したか非常に気になる。ブラッドフォード&クリフォード・シンプソンを偲んで、とあるが彼等とどう関係あるの?しかしいつもならあるはずの解説がないため、読者は無限にその意図を解釈するしかない。

  • 何が何やら…

  • 絵と、意味を成さない音の連なりで表現する。限定された表現だからこそ想像の自由があり、読む人それぞれの世界が提供される。

  • なんら意味がわからんのだが、とりあえず往年のコントかのように登場生物みーんな、ずっこける。足を空に向けてずっこける。甚だ滑稽なのだが、その後の傍観者を見てると鼻唄なんぞ歌いおって呑気なものである。

    最後の一頁、空に白い紙が浮いてる。
    あれはなんだろうか?
    お金だと嬉しい。

  • 「サバト」とか「百鬼夜行」って言葉が浮かぶなあ。まさに日本でいうなら魑魅魍魎ってオバケ達だし。

    この子供は夢だと思って見ている気がする。だからこんなに冷静なんだと。でも途中で「あれ…これ夢じゃないかも?」って気付いてきているしぐさしてるような。
    でも多分また次の日の朝には夢だったって思ってる、そんな感じ。

著者プロフィール

1925年シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。おもな邦訳に『うろんな客』『ギャシュリークラムのちびっ子たち』など。2000年没。

「2023年 『どんどん変に…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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