モウリーニョの流儀

著者 :
  • 河出書房新社
3.66
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本棚登録 : 439
感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309271323

感想・レビュー・書評

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  • サッカーファンでなくとも大満足間違いなしの一冊。

    自分の考えを貫くということは確かに「エゴ」かもしれない…だけどそれが人の上に立つ者ならどうだろう??それが確かな成功をおさめてきた者ならどうだろう??…戦術とプレー原則、チームに尽力する態度を理論的に説明し、徹底させる人間力こそ彼が世界一たる要因だ。「信頼」の勝ち取り方というものをここから学べるような気がする。
    そしてノムさんは「チームは監督の器以上に大きくならない」と言う。インテルは黄金時代に入ったのかな、と思った。

    「私はイタリアサッカーを変えるだろう。だが、イタリアサッカーが私を変えることはない。」
    という一言が彼の哲学を象徴していると思う。

  • 正に自分の思考とか、価値観とかを180度強制転換させられた、人生の中で絶対的な位置づけとなっている一冊。

    こんな考え方があるのか、自分の(というか大多数の日本人の)常識と全然違うじゃん。って思わされたし、
    これを読んでもっと思考を欧州化しなければいけない。と思ったし。実際そうしてきた。
    この本があったから今の自分がある。
    そんな一冊。大切な一冊。

  • ●ミラノダービーに負けた直後、CL予選後の記者会見でのコメント
    「これはCLだ。カンピオナートではない。ダービーはもう終わったことだ。我々の仕事と、あなた方ジャーナリストの仕事の最大の違いはそこにある。…終わったことにかかずらうのがあなた方の仕事だとしたら、我々の仕事は次のために最善の準備をすることだ。今日負けても明日は別の日であり、勝利を祝う時間すらない。我々の人生は、恐れも、泣くことも知らず、ただ前を見て進んでいくた者たちの人生だ」
    ●サッカー哲学
    「サッカーは科学である」
    …かっこいいねえ。

  • ブログに書評を書いています。

    http://d.hatena.ne.jp/transcreative/20100813#1281683714

    これまでに少ないながらも本を読んできて得た経験則で言えば、一流の仕事をしている人間の哲学は、おおよそ共通している(または数パターンに分けられる)という事実がある。それらの思考方法をその人物が関わっている仕事、住んでいる世界の言葉で表現しているだけであることが多い。「違う言い方をしているけど、あの人が言っていた考え方と要は同じだよね」という…

  • ゼミが一段落したら読みたい?

著者プロフィール

1962年生まれ、宮城県仙台市出身。95年からイタリア・アレッサンドリア在住。ジャーナリスト・翻訳家として、ピッチ上の出来事にとどまらず、その背後にある社会・経済・文化にまで視野を広げて、カルチョの魅力と奥深さをディープかつ多角的に伝えている。主な著書に『チャンピオンズリーグ・クロニクル』、『それでも世界はサッカーとともに回り続ける』、共著に『モダンサッカーの教科書』シリーズ、『サッカー“ココロとカラダ”研究所』など。

「2021年 『カルチョメルカート劇場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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