ビートルズとアメリカ・ロック史―フォーク・ロックの時代

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309271415

作品紹介・あらすじ

ビートルズがいなければ、アメリカは「ロック」を生むことができなかった。60年代、ボブ・ディラン、サイモン&ガーファンクル、バーズ、ママス&パパスetc.…「フォーク・ロック」誕生の現場から見える、アメリカ・ロックの新たな歴史と真実。

感想・レビュー・書評

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  • 端的、簡潔に要約すれば「ボブ・ディランの曲をビートルズが演奏した」=フォークロックの時代(1963〜1967年)を綴った本。

    ビートルズの衝撃はファンションや現象より、何よりもその音楽にあった。
    特にポール・マッカトニーの弾くベースラインはそれまで脇役だと思われたベースを表舞台に引っ張り出し、音楽そのものに革命を引き起こした。

  • 2010年1月21日読了。アメリカ発の「ロックンロール」がイギリスに渡りビートルズを生み、ビートルズに影響されてボブ・ディランをはじめとするアメリカのフォーク歌手たちは「ロック」に走り、そのフォークの影響を受けてビートルズらの音楽はさらに深化し、さらにその結果アメリカではバーズをはじめとする「フォーク・ロック」として結実した、というのが現代ロックの潮流なのか。商業的でもあり学術的でもあり、肉体的でもあり精神的でもあるロックとはさすがに一筋縄ではいかないものだ。しかし、「ザ・バーズ」というバンドがそこまでロックの歴史にとって主要な存在だったとはね。

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著者プロフィール

1952年大阪生まれ。『スイングジャーナル』編集長を経て音楽評論家。ロックにも造詣が深くビートルズ系の本の中でも『ビートルズを笑え!』は辛口でありながら面白く書かれている。オノ・ヨーコに批判的で日本語が読めるオノに対して批判する評論家としては希有な存在。主な著書に『マイルスを聴け』(双葉社)『エヴァンスを聴け』(ロコモーションパブリッシング)『超ブルーノート入門』(集英社)『Jazz名曲入門』『Jazz名盤入門』(宝島社)『ジャズを聴くバカ、聴かぬバカ』(KKベストセラ-ズ)『スイングジャ-ナル青春録』(径書房)『ビートルズ アメリカ盤のすべて』(集英社)『ビートルズ全曲制覇』(エイ出版)『ビートルズを笑え!』(廣済堂)『ディランを聴け』(講談社)『音楽中心生活』(径書房)『超ビートルズ入門』(音楽之友社)『クワタを聴け!』(集英社新書)『ジャズ・ヒップホップ・マイルス』(NTT出版)等がある。

「2012年 『かんちがい音楽評論[JAZZ編]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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