- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309271613
感想・レビュー・書評
-
2010年発行。ゼロ年代(2000年~2009年)の音楽(主にロック、テクノ、ヒップホップ)について書かれた本。
4人くらいの評論家が色々と意見を述べたり、対談しているしている。10年という長いスパンで考えるというのは、とても面白い。
ネットが普及して音楽がデータになって、かなり様変わりしたこの10年。僕もCDを買わなくなった。
これからもずっと、音楽を聴き続けていきたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いろんな意見がありますが、この年代は作品よりも音楽の聴き方や入手方法、受け取られ方がとにかく多様になった年代。で、ちっちゃいジャンルがいくつも出てきた…そんな印象。
-
funeral・葬式,葬儀,告別式,≪米≫弔いの礼拝;葬列.・葬式[葬儀,葬列]の.
ユーフォリア陶酔 オブリヴィオン忘却 ダブステップ ソフトに死んでゆく つぎの夜へ 甘美な絶望 ボアダムス スポーツか音楽で這い上がるしかなかった、かつてのアフロアメリカン 日本人は基本的に会話をしてるんじゃなくて、どっちかが一方的に話してるだけのケースがほとんど 徹底的に人のプライドを潰すようなことをいってもそれで終わりじゃない ECD ストラグルフォープライド ゆらゆら帝国 ザゼンボーイズ 向井秀徳 荒涼とした風景 街のなかに見える狂気に対する愛憎の感覚 古川日出男の朗読とセッション 漢 シーダ NAS 志人 山形 峯田 つくば市 窪塚洋介 狂気の桜
ゼネラル【general】《「ジェネラル」とも》1 将軍。総督。司令官。2 多く複合語の形で用い、一般の、全体の、の意を表す。「―マネージャー」
アンビエント‐ミュージック【ambient music】環境音楽。作曲家や演奏者の意図を主張したり、聴くことを強制したりせず、その場に漂う空気のように存在し、それを耳にした人の気持ちを開放的にすることを目的にしている。シンプルで静かなメロディーを繰り返す場合が多く、画廊のようなスペースでビデオアートと組み合わせて用いられることもある。
コスモポリタン【cosmopolitan】1 国籍・民族などにとらわれず、世界的視野と行動力とをもつ人。世界人。国際人。また、そのようなさま。「―な感覚」2 定住しないで、世界を放浪する人。3 コスモポリタニズムを信じる人。世界主義者。
スノッブ【snob】紳士・教養人を気どる俗物。えせ紳士。スノブ。
アンドロジナス【androgynous】男女両性の特徴をもつの意。「アンドロギュノス」とも》1 性の差異を超えて自由に考え行動しようという考え方。2 「アンドロジナスルック」の略。
リゾーム【(フランス)rhizome】1 根茎。茎でありながら一見根のように見えるものの総称。竹・シダなどに見られる。2 現代思想で、相互に関係のない異質なものが、階層的な上下関係ではなく、横断的な横の関係で結びつくさまを表す概念。幹・枝・葉といった秩序、階層的なものを象徴する樹木(ツリー)に対していう。フランスの哲学者ドゥルーズと精神科医ガタリが共著「千のプラトー」で展開した概念。
ナスティー【nasty】下品な。不潔な。淫らな。汚れたさま。「―なスタイル」「―な政治」
デコるとは装飾や飾付けを意味する英語"decoration(デコレーション)"を略したものに動詞化する接尾語『る』をつけたものである(ただし、『デコリ』という言葉がそれ以前に使われているため、デコリの『リ』を『る』に変え、動詞化したとも考えられる)。意味は装飾・飾りつけをすることをデコるという。デコ電という言葉もある通り、デコる対象は主に携帯電話だが、他にもノートやプリクラ手帳、カバン(ポーチ)にペン、上履きに至るまでさまざまな物に使われる。内容も自分でシールやプリクラを貼って簡単にデコったものから業者にお金を出してデコってもらうものまでさまざまである。
セカイ系(セカイけい)とは、アニメ・漫画・ゲーム・ライトノベルなど、日本のサブカルチャー諸分野における物語の類型の一つである。
エディプス‐コンプレックス【(ドイツ)dipuskomplex】男子が、同性の親である父を憎み、母に対して性的な思慕を抱く無意識の傾向。ギリシャ神話のオイディプスにちなみ、フロイトが精神分析学の用語としたもの。→エレクトラコンプレックス
オブセッション【obsession】1 魔物や恐怖観念などに取り憑(つ)かれていること。2 妄想。固定観念。強迫観念。
ディケード10年間 -
音楽に何を期待するのか?人によっては面白く読めると思うが、個人的には全然ピンと来なかった。
-
日本語で書かれているにも関わらずまるで外国語のようであった。
ここで00年代の音楽とされているのは、よくわからないがパンクやラップやハウスやレイヴやヒップホップなどのようである。それらが果たしてムーブメントとして世間を席巻していたかはわからないが、まぁ読んでて思うにアンダーグラウンドでの盛り上がりと思われる。
メタラーの自分にはさっぱりわからない世界であった。 -
反体制の象徴または手段としての音楽。
そんな音楽が好きなおじさんが対談している印象(磯部氏除く)。
漫画や小説、映画にしても、ここまで「反体制感」は期待されないんじゃないかと思うと、今40を超えるおっさんたちにとってロックやパンク、ヒップホップの誕生と影響は凄まじいモノだったのだなと改めて感じる。
と同時に、あるべき論的な話題に終始する音楽批評は、おっさんの酒の肴でしかなく、改めてツマらないものだなと再認識。
とはいえ、庶民の娯楽がいつの間にか権威になって、またその権威を潰すような娯楽が生まれて、という色んな文化と同じサイクルをロックも辿るのだなぁという思いにふけるには良い本。
ちなみに、個人的には反体制な音楽は大好きです。 -
面白いと言えば面白い…?
言葉は言葉、音楽は音楽、媒体が異なるのに言語化したくなる欲望は何処から来るのか、そのスタンスが知りたくなりました。 -
2000年代前半で、新譜を買うのをほぼ止めてしまった、
僕にとっては、その空白を生める好著。
色んなミュージシャンが僕の知らない所で、
音楽を取り巻く、劇的な状況の中で、
それぞれのスタイルで活動していることに単純に驚いた。
しかし、今のシーン(もしそのようなものがあるとすればの話だが)に、僕も疎くなったものだ。
知らないバンドが多すぎる。
巻末の「150 Album Of The decade」は、今後、お気に入りの
ミュージシャンを探すのには、かなり有用かもしれない。 -
ふだん文章を書く仕事をしているので、この分かりづらさが腑に落ちない。けっきょく何が言いたいのかな?という対談の展開、本の構成。
でも断片的に読み取れる情報がおもしろい。00年代、音楽シーンのボルテージは下がった。アンアーグラウンドのヒップホップは前進している。それが再確認できた。 -
自分のかけぬけてきた、音の旅の風景がたくさん詰まっていて
懐かしかったり 納得したり。
60~90年代って それぞれのカラーがあるけれど
0年代はなんだったのかしら?
音楽の捉え方じたいが変化した10年だったのかな。
それで、自分はどうしたいのか 少し見えたような。