東京周辺ヒルトップ散歩---たまには丘でひと休み

著者 : 若菜晃子

• 河出書房新社 (2010年3月19日発売)

感想・レビュー・書評

[masamzoさんの感想 · 2018年10月29日]

東京近郊の丘陵や高原がコンパクトにまとまっていて、楽しい。気軽に行けそうなところばかり。

[おりんさんの感想 · 2010年5月19日]

週末にふらりと丘へ遊びにいきたくなります

[フリント船長さんの感想 · 2010年5月8日]

半日で登っておりてこられる丘歩きのガイドブック。散歩とハイキングの間くらいの感覚だ。まず、東京近辺にこんなにたくさんの丘陵地があることに驚く。写真で見る景色が、どれもウソのように美しいことにも驚く。観光地というわけではないから、どこも空いていそうだ。近頃こんなにうまい話を聞いたことがない。きのう本を買って、今日さっそく生田緑地に行ってみた。新緑にも適度な起伏にも満足だ。街なかの遊び場に行くよりずっといいぞ。この本、買ってよかった。
唯一気になるのは、写真がヨーロッパ的な美しさを基準として撮られているような気がするところである。針葉樹と牧草地、もいいのだが、里山・雑木林・鎮守の森といった日本の美意識が伝わる写真がもっとあったらよかったと思う。それとも、そんな景色はもうないのか。

著者プロフィール

1968年兵庫県神戸市生まれ。編集者、文筆家。学習院大学文学部国文学科卒業後、山と溪谷社入社。『wandel』編集長、『山と溪谷』副編集長を経て独立。山や自然、旅に関する雑誌、書籍を編集、執筆。著書に『東京近郊ミニハイク』（小学館）、『東京周辺ヒルトップ散歩』（河出書房新社）、『徒歩旅行』（暮しの手帖社）、『地元菓子』、『石井桃子のことば』（新潮社）、『東京甘味食堂』（講談社文庫）、『岩波少年文庫のあゆみ』など多数。「街と山のあいだ」をテーマにした小冊子『murren』編集・発行人。随筆集『街と山のあいだ』は増刷を重ね、旅の随筆集第一集『旅の断片』は2020年に第5回斎藤茂太賞を受賞した。

「2021年 『途上の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」