バンド臨終図巻

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 181
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309271859

作品紹介・あらすじ

それは本当に「音楽性の違い」だったのか?古今東西200バンドの"解散"の真実を徹底分析。

感想・レビュー・書評

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  • ライター的には「解散」を巡って無差別に取り上げるということになるんだろうけど、んー、やっぱりキャンディーズや光ゲンジはバンドじゃないよなーと思ってしまいます。
     字数も短いので調べて書いた感がちょっと強い気も。
     それでもバンドのいろいろな裏話を読めるのはおもしろいといえば面白いのですが。

  • 新旧東西の様々なバンドの解散事情がわかる本。
    意外な事情もわかり、お得。
    自分としては、Dr.フィールグッドとか
    アリス・クーパーとかも載ってたら、
    満点付けたなぁ、と。

  • 「図鑑」となっているが”図”はない。代表作のCDやLPのジャケット写真でも添えてあったらもっとよかったが、権利問題などもあって難しかったのだろう。かつて一世を風靡した人気バンド・アイドルグループなどの解散直前の事情を集めた短編ルポ集。年代別などに整理されているので「事典」としても読める。目の付け所が面白いと思う。新聞・雑誌の記事などからはわからない部分は、変な噂話を書き込むなどの下品なことをせず、わからないままにしてあるという姿勢にも共感できる。

  • 西洋東洋のあらゆるバンドの解散の理由や過程が
    辞書形式で五十音順に並べられている。
    「バンド」という形態の他の何にも比べられない
    独自性。(お笑い芸人も近いか)
    だからこそ、解散という人間ドラマは例外なく
    面白く興味が引かれる。たしかに、こういった本は
    常備していくのがいいのかもしれない。

  • タイトルと違う点: バンドだけじゃなくてアイドルを含め、音楽グループについて掲載されてます。また、「図巻」となってますが、特に図はありません。

    上記のことを含めても、下世話ですが面白いです。音楽グループ別の解散理由が、年代ごとに集められてます。
    外国のボーカルグループが凄くギスギスしてたり、リーダーがカリスマすぎて他のメンバーが「バックバンド扱いだ」と腐ったり、やっぱり薬は怖かったり、お金は大事だったり。それとともに、「音楽性の違い」は自分が思っているよりバンドにとっては重要な要素なんだと思いました。

    今、好きなバンドが活動して、しかも新曲が出ることがとても掛け替えない奇跡的なことかもしれないんだと旋律します。

  • バンドの解散間際はどんなんだ?を、まとめた一冊。
    クレイジーキャッツやビーチボーイズに始まり、有名バンドのみならず、ピンクレディーや光ゲンジなどのアイドルグループふくめて、リバティンズまで。
    大体メンバー間の確執だね。80年代までの海外は、ドラッグで廃人も多い。
    そして、売れたバンドは大体再結成する。そういった感覚的なものと、こういった統計的な事実が結びついた感じです。

    しかしながら売れてよに出たバンドでコレだから売れてないバンドの解散間際はどんなんだろ、もっとどうでもいい理由なんだろうなー。

    ラウドネスがおもしろかったな。高崎いわく、あの曲をやらないのは「俺が今まで築いてきたギター人生が全て崩れていく」との事。

  • かの人間臨終図鑑をモチーフに、バンドの興亡を並べた資料集。
    いきなり「おごれる者は久しからず」で始まるあたりニヤニヤします。
    …とはいえ、文章力で山田風太郎翁に敵うはずは流石に無く。

    ポイントは下記。
    ・圧倒的ページ数なX JAPAN
    ・実は解散していないバンドも結構ある。バンドじゃないのも結構ある。
    ・要はスキャンダル記事のスクラップブック。大変下世話な気持ちになる。

    私事ながら、ジュディマリのラストライブDVDを買った時にamazonに
    おすすめされまして、ついうっかりポチッてしまった次第。

  • 日本・海外の音楽バンドが、どのように設立され、どのように終わって(臨終して)いったかがひたすら羅列された本。あの人は今的な感じでも読めるが、本当にたくさん書かれているので、海外バンドがほぼ分からない上、日本のバンドもメジャーなものしか知らない私にはちんぷんかんぷん。でも、大人の社会とか人間関係とかお金の問題とか、いろんなことで人が意見を異にして別れたりする様を眺めるのは、はっきりいって下世話で楽しい。「『音楽性の違い』なんかじゃないんだよ」と教えてくれるこの本は、一つの大人の教科書の形だと思います。

  • タイトルは山風の名著「人間臨終図巻」よりとのこと。1960~2000年代まで幅広くフォローし、ジャンルもビートルズから東京パフォーマンスドールまで網羅。当時の雑誌記事等に細かく当たっており、資料的価値は高い。
    いちおう各年代ごとに総括的記事がついてはいるが、通して読んで何事かを得られる本ではない――著者の力量云々ではなく、もとよりそういうものではない、という意味で。好きなバンド・興味を引かれた解散について辞書的に拾い読みするのが、最も有効な活用法ではないかと思う。

    2011/9/22~9/26読了

  • 洋楽邦楽200組のバンド解散に至る経緯をまとめたもので、よくある解散理由「音楽性の違い」の裏に隠された真実をメンバー・関係者の文献などを収集検証したものです。

    読んでも「知らんわ」というバンドもいるし、書いてあってほしかったなぁというバンドもいるし…
    読み物としては、そこまで面白くなかったですが、自分が好きな(だった)バンドの意外な解散理由を知りたかったら、ぜひ。

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著者プロフィール

速水健朗 Kenro Hayamizu1973年生まれ。食や政治から都市にジャニーズなど手広く論じる物書き。たまにラジオやテレビにも出演。「団地団」「福島第一原発観光化計画」などでも活動中。著書に『フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人』(朝日新書)、『1995年』(ちくま新書)、『都市と消費とディズニーの夢』(角川Oneテーマ21)、『ラーメンと愛国』(講談社現代新書)などがある。

「2014年 『すべてのニュースは賞味期限切れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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