21世紀のための吾妻ひでお Azuma Hideo Best Selection
- 河出書房新社 (2012年1月26日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309272986
感想・レビュー・書評
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吾妻がスランプに陥る前のやけくそ期、不条理期の作品集
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こんなの真面目に読んでたらどうにかなってしまいそう
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山本直樹による吾妻ひでおのベスト選集。
吾妻が神憑った79年の作品を中心に選んでいるのが素晴らしい。
特に、「どーでもいんなーすぺーす」2本、「Dr.アジマフ ロボット連れて」「不気味が走る」は出色。
「恍惚都市」なんて、今読むと腰抜かすほど過激で、こんなのよく商業誌に載ったなあと呆れる。暴力描写に甘いお国柄とはいえ、殆どの国で発禁モノの内容。まんま再録してくれた河出書房新社に感謝。
今イチ突き抜けていない「どろろん忍者」が多く所載されてるんで辛めに星4つ。ホントは「不気味が走る」だけで5つあげてもいいんだけど。 -
勿体なくて、ちびちび一気に読んでしまった。エロリとギャグ最高。ベストセレクションらしい
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吾妻ひでおに人生を学びに来ました
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山本 直樹氏が選んだ、吾妻作品。自分だったら何を選ぶか、考えながら読むとまた楽しい。
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吾妻ひでおのベストセレクションです。
まあ、傑作がおおいので、セレクト仕切れないのは仕方ないか
実は、お話の流れの中で積み重ねられているギャグが多いので、1話ずつ抜き出すと、ちょっと弱い感じもします。
しかし、表紙が、やばい。 -
吾妻ひでお作品にも色々な毛色の物があるけれど、これは本当に勢いがあって面白い作品が見事にピックアップしてあって素晴らしい。吾妻作品は「失踪日記」しか読んだことない、という方には、せめてこちらも併せて読んで欲しい一冊。
僕は「オリンポスのポロン」で吾妻漫画に出会って、一番好きなのは「きまぐれ悟空」なんだけど、このアンソロジーは「コレ!」と一口に言いきれない美味しい時期のイイ作品が絶妙にチョイスされていて、まさに痒いところに手が届いた感があります。
ところで筑摩さん、ちくま文庫の「吾妻ひでお童話集」、再版してもらえませんかねぇ。