物語るあなた 絵描くわたし 萩尾望都 対談集 1990年代編

著者 : 萩尾望都
  • 河出書房新社 (2012年11月30日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309273679

作品紹介・あらすじ

1990年代に行われた貴重なトークを完全掲載。イラスト&解説文も多数収録。単行本未収録マンガ「わたしのデビュー時代」12ページ掲載。

物語るあなた 絵描くわたし 萩尾望都 対談集 1990年代編の感想・レビュー・書評

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  • このシリーズの素晴らしい所は、対談で話題になった作品の絵がたくさん載っていることだ。萩尾先生ご本人のものはもちろん、他の方の懐かしい漫画を目にすることができて、とても嬉しい。ほんの1ページだけの近況報告的なものなど、よくぞ丁寧に探したものだなあと感嘆する。

    おかげで、この間ずーっと、読もうかな?また読もうかな?どれからにしようかな、「スターレッド」?「メッシュ」?いややっぱり「ポーの一族」?ブラッドベリのにしようかなと、悶々としっぱなし。ごちゃごちゃ言わんと読めばいいじゃん、とお思いでしょうが、どれか読み出したら最後、あれもこれもぜーんぶ読むまで止まらないのは目に見えている。ああ、誰か止めて。

    例によって、女性の漫画家さんとの内輪話が私には一番面白い。今回はささやななえさん。おお懐かしい!コワーイのをよく読んだ。お二人の仲良しぶりがほほえましい。新規の対談は東村アキコさん。伊藤りささんといい、西原理恵子さんといい、あの萩尾先生がギャグ漫画がお好きで、こだわりなく「ファンです」とおっしゃるのは本当にすごいなあと思う。マンガへの愛にあふれてるなあ。

    西原さんと言えば!年明け早々、あの画力対決にとうとうモト様が登場されたそうだ。もちろん西原さんにとっても萩尾先生は神様のような人。編集の八巻さん曰く「これまでの画力で一番清潔な回」。会場に詰めかけた人のほとんどは萩尾ファンで、まったく客層が違っていたらしい。ずっと出演依頼を断っていたのは「笑ってもらえる自信がなかったから」というモト様の言葉に人柄がにじみ出ている。「これ以上大きな敵はいないので、これで画力対決は終わりにします」と西原さんは言っていた。納得。早く本にならないかなあ。

  • 私は森博嗣のエッセイから萩尾作品に入ったので、今回の対談には森氏も含まれており、面白かった。こういう作品談義みたいなのは楽しくて好きです。

  • 心に残った部分 (中島らも)予知夢は柔道の受身みたい。(夢枕獏)好きに描いてもらうと原作になかったおもしろさが(森博嗣)小説は自分から外れていても読めるが、漫画は読めない。(想像を許さない力強さ)本人じゃないと描けない絵の微妙なブレが微妙な緊張感を生む。差は個性とか個別という形でいい。一本の線の上で勝ち負け決めるのは気持ちよくない。(氷室冴子)少女のトラウマ-押し付けられる勝手な女性像とありのままの自分の落差に傷つく。少年を主人公にするのが多いのは社会的抑圧が女の子より無く自由な発想ができるから。現代が舞台だと媚びない女の子は書けない。現実と違う社会は成り立つかシュミレーション。(ささやななえ)『私の愛したおうむ』悲しいラストなのに最後の部分でどこかあたたかい-ささやさんの気質(巖谷 國士)絵の配置が心理を盛り上げる。マンガ表現をちょっと無意識にまで広げると読者は自分たちの世界にワクワクする。絵と文章とドラマの展開が、無意識と意識の間を浮き沈みしながらさまよう感じ。言語化できないコマと絵の深層。『天の載冠』の目線。コマと構図とモノローグ(言葉)のシンクロ。日本の高度成長以後の建物は美しくない。(窓)描き続けるには変り続けなければ。手塚さんを通じて表現される一時代の集合的無意識。(東村アキコ)80%ギャグ。編集さんは指導できない。100%本人のセンス勝負。

  • ついに90年代に、、、未だ1冊も読んでません。。。

    河出書房新社のPR
    「萩尾望都・対談集、第3弾。90年代の貴重な対話が一冊に。中島らも、夢枕獏、森博嗣、氷室冴子、ささやななえ、巖谷國士の豪華6名に加え、人気漫画家・東村アキコとの新規対談も掲載!」

  • 考えてなにかをしている人の考えに触れるのは面白い

  • 中島らも、夢枕獏、森博嗣、氷室冴子、ささやななえ、巖谷國士と、1990年代に行われた萩尾望都の対談集。東村アキコとの特別対談、イラスト&解説文、単行本未収録マンガも収録する。

    マンガはもとより,本当にろいろな話で盛り上がっていてとても興味深い対談集です。

  • [図書館本]
    東村アキコが圧倒的なインパクトなのでありました。

  • 作家さん、同じ漫画家さんなどとの 対談集。いろんな作品が 違う切り口で語られると・・・ 面白くて気になって仕方ない・・・ 本も漫画も 沢山読みたくなりました。

  • 2015年4月10日読了。90年代の萩尾望都と各界の著名人との対談集。対談相手は基本「萩尾先生ラブ!尊敬してます!」モードで、萩尾望都ほどのビッグネームではなく、70年代の対談集ほどの面白さはなかったが、それでも「萩尾マンガとその存在がいかに後進に影響を与えたか」ということをうかがい知れて興味深い。東村アキコにとっての萩尾望都は、若手ミュージシャンがビートルズの面々と個人的な友だちになる、みたいなもんだろうなと想像する、興奮するのも仕方ないよな。80年代と2000年代の対談集もあるようで、それも読んでみよう。

  • 対談集です。作家や漫画家やその他の方々との対談。
    対談相手の共通項はみなさん萩尾望都リスペクトってところです。

    私自身は相当オトナになって萩尾望都作品をいくつか読んだ程度なので、
    (そして娯楽としての漫画を求めていたのに、難しく深い内容に…アレレ?!と思ったのを覚えている)
    冷静にへえ~と思いながら読み進めましたが、
    望都ファンであれば垂涎の1冊なのでしょうね。
    (もちろんそうではない私にも楽しい1冊でした)

    私も子どもの頃に望都作品を読みたかったです。

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