小津安二郎への旅: 魂の「無」を探して

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309274607

感想・レビュー・書評

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  • 小津安二郎の映画「東京物語」のシーンをなぞっていく事から始まる本書。それはまるで映画を観ているような気になる。
    もちろんずーっと映画の話ばかりではなく、本書は小津安二郎ゆかりの地を訪ねてその名残を求めるような作者の足取りがつづられる。
    全体に静かだけれど、作者の小津安二郎への思いがつまった作品だ。
    北鎌倉の円覚寺にある小津の墓には一度墓参りをしたことがあるのだが(シンガポール人の友人にそのありかを教えてもらった)、その同じ境内に木下恵介、田中絹代、佐田啓二の墓もあるとは知らなかった。

著者プロフィール

1949年、鳥取県生まれ。新聞記者を経てフリー・ジャーナリスト。著書に『昭和の女優』『猫をはこぶ』など。

「2014年 『小津安二郎への旅 魂の「無」を求めて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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