ママだって、人間

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 325
レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309274799

感想・レビュー・書評

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  • ‘「大変なものを生んでしまった...」’

    これは女も男も必携の書ではなかろうか...。
    まず帯のコメントのそうそうたる女性メンバーに興味をそそられる。
    犬山犬子、内田春菊、窪美澄、小島慶子、朧波ゆかり...。
    この人たちにピンと来たら手にとってほしい。

    筆者の田房さんという方はとても生真面目で正直。そして観察眼や洞見を有する方。
    性や子供の事を通じての、今の、いや昔から綿々と続く女と男の深い溝、社会が『お母さん』に要請する役割への疑問などハッとさせられる洞察がたっぷりあった。

    妊娠~乳幼児の子育てに悩む母親とそのパートナーにどうぞ。世間の常識に負けるな。

  • すごいおもしろい。率直に語られる「母親」という枠に嵌められることの不可思議さ。「自分の特徴」が削ぎ落とされて急に良い母親になったかのようなリセット感がすごいという話になんとなく感銘。そういう見方もあるのか。

  • ママになったから急に変われるわけじゃない。でも、ママになると、"理想のママ像"を世間から押し付けられてる自分に気づく。そこで封じられた、自分の性欲とか、出産授乳で身体が変わってしまったことへの傷つきとか、自分は変わらざるを得ないのに、変わらずにすんでる夫への怒りとか、そういう、なかったものになっている部分をクローズアップされてる作品。この本に抵抗感を抱く人がいたら、それは、理想のママ像があって、こういうママではいて欲しくない!という、自分の考えが、原因かもしれない。田房さんの絵は文章よりなんか、生々しく、だからこそ、ストレートに色々伝わってくる。田房さんの本はおもしろいな。

  • 『母がしんどい』『呪詛抜きダイエット』とあわせて購入、読了です。

    毒親って新生児の段階から始まるのかと思いゾッとしました。単純に「赤ちゃんにみじめな思いさせるなよ」と思いつつも、やはり母親という型のしんどさ、生きづらさはあまりに酷過ぎる。『母がしんどい』で描かれた実母との関係から来る苦悩と合わせて「どうなってんだこの日本は……」と随分考えさせられます。メディアが日々垂れ流す呪いがかった劣悪なメッセージと合わせて「今の日本は子どもを生んで育てる土地じゃないのでは」とすら思える。

    私自身、お仕着せの「女性」あるいは「母親」を取り払って、一人の人間としてパートナーと向き合う目をもちたいと思います。

  • 赤裸々感、飛ぶように流れるストーリーの中に、ハッとさせられる視点も多々あり。再読必須です。
    子どもを持つ友人に、お勧めしてみようかなあ。

  • 「母がしんどい」の田房さんの作品ということで平積みになっていたのを即買い。
    自分が経産婦じゃないからか直接的に共感する部分はあまりなかったのは仕方ないですね…。
    だけど「#13 お母さん枠」のエピソードでは「私も深く考えずに(出産した友だちに)こういう言い方してたかも…」とビクッとするようなくだりもあって、勉強(反省?)するきっかけに。
    「#14 謝罪しまくりママ」も、ママでなくてもあるあるな話で反面教師にしないとなぁとか考えたり。
    程よく結界を張れるスキルって絶対大事!!
    田房さんの周囲の観察力・考察力がすごいなぁと改めて感じた一冊でした。

  • この赤裸々な実録は、先輩からの後輩への大きなエール。「やっぱりそうなんだ」「そんな風になるとは」「そうやって乗り切ったのか」…… 女性はもちろん、男性こそ読んだ方がいいと思います。夢(ム)ーガズムという名称に笑いました。

  • 知らないことばかりで読んでるか読んでないかでだいぶ妊婦さんやお子さんを産んだ女性への感じが変わる一冊だと思う。笑ってしまう部分もあるけど赤裸々に体験されたことや思いが書かれていて、こういうものが広まったら楽になる人いっぱいいるんだろうなあ。
    奥さんが妊娠してる人もしてない人も、結婚する予定とかなくても男性が読んだら目から鱗落ちまくると思う。ああ、知らないことばかりだ。

  • 期待通り、本音丸出しのあけすけな田房節が面白かった。母親学級で出会った側近(スネオ)タイプには笑ったな。集団で、一番綺麗でいけてる子を瞬時に見極め、ランク付けするタイプ、いましたねー。ママ友世界ってまさにこれ。子供とセットでこの世界に放り込まれるんですよね。
    田房さんもお子さんの成長に伴って、幼稚園、小学校と子育てネタが増えるんだろうな。今後の作品が楽しみです。

  • わかるわかる。
    あの、「母親像押し付け」のくだり、痛いほどとてもよくわかった。
    子どもをこき下ろすママのくだりとかね。
    なけてくる。

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著者プロフィール

1978年東京都生まれ。2000年「マンガエフ」にて漫画家デビュー、2001年第3回アックスマンガ新人賞佳作受賞。2012年、初の単行本『母がしんどい』(KADOKAWA)を刊行。日本で初めて毒親をテーマにしたコミックエッセイとして、多くの読者から支持される。新聞・テレビ・ラジオなどで取り上げられ、「毒親」という言葉を広く知らしめた。

「2020年 『母がしんどい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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