ママだって、人間

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 304
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309274799

感想・レビュー・書評

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  • ‘「大変なものを生んでしまった...」’

    これは女も男も必携の書ではなかろうか...。
    まず帯のコメントのそうそうたる女性メンバーに興味をそそられる。
    犬山犬子、内田春菊、窪美澄、小島慶子、朧波ゆかり...。
    この人たちにピンと来たら手にとってほしい。

    筆者の田房さんという方はとても生真面目で正直。そして観察眼や洞見を有する方。
    性や子供の事を通じての、今の、いや昔から綿々と続く女と男の深い溝、社会が『お母さん』に要請する役割への疑問などハッとさせられる洞察がたっぷりあった。

    妊娠~乳幼児の子育てに悩む母親とそのパートナーにどうぞ。世間の常識に負けるな。

  • すごいおもしろい。率直に語られる「母親」という枠に嵌められることの不可思議さ。「自分の特徴」が削ぎ落とされて急に良い母親になったかのようなリセット感がすごいという話になんとなく感銘。そういう見方もあるのか。

  • ママになったから急に変われるわけじゃない。でも、ママになると、"理想のママ像"を世間から押し付けられてる自分に気づく。そこで封じられた、自分の性欲とか、出産授乳で身体が変わってしまったことへの傷つきとか、自分は変わらざるを得ないのに、変わらずにすんでる夫への怒りとか、そういう、なかったものになっている部分をクローズアップされてる作品。この本に抵抗感を抱く人がいたら、それは、理想のママ像があって、こういうママではいて欲しくない!という、自分の考えが、原因かもしれない。田房さんの絵は文章よりなんか、生々しく、だからこそ、ストレートに色々伝わってくる。田房さんの本はおもしろいな。

  • 『母がしんどい』『呪詛抜きダイエット』とあわせて購入、読了です。

    毒親って新生児の段階から始まるのかと思いゾッとしました。単純に「赤ちゃんにみじめな思いさせるなよ」と思いつつも、やはり母親という型のしんどさ、生きづらさはあまりに酷過ぎる。『母がしんどい』で描かれた実母との関係から来る苦悩と合わせて「どうなってんだこの日本は……」と随分考えさせられます。メディアが日々垂れ流す呪いがかった劣悪なメッセージと合わせて「今の日本は子どもを生んで育てる土地じゃないのでは」とすら思える。

    私自身、お仕着せの「女性」あるいは「母親」を取り払って、一人の人間としてパートナーと向き合う目をもちたいと思います。

  • 赤裸々感、飛ぶように流れるストーリーの中に、ハッとさせられる視点も多々あり。再読必須です。
    子どもを持つ友人に、お勧めしてみようかなあ。

  • 「母がしんどい」の田房さんの作品ということで平積みになっていたのを即買い。
    自分が経産婦じゃないからか直接的に共感する部分はあまりなかったのは仕方ないですね…。
    だけど「#13 お母さん枠」のエピソードでは「私も深く考えずに(出産した友だちに)こういう言い方してたかも…」とビクッとするようなくだりもあって、勉強(反省?)するきっかけに。
    「#14 謝罪しまくりママ」も、ママでなくてもあるあるな話で反面教師にしないとなぁとか考えたり。
    程よく結界を張れるスキルって絶対大事!!
    田房さんの周囲の観察力・考察力がすごいなぁと改めて感じた一冊でした。

  • この赤裸々な実録は、先輩からの後輩への大きなエール。「やっぱりそうなんだ」「そんな風になるとは」「そうやって乗り切ったのか」…… 女性はもちろん、男性こそ読んだ方がいいと思います。夢(ム)ーガズムという名称に笑いました。

  • 知らないことばかりで読んでるか読んでないかでだいぶ妊婦さんやお子さんを産んだ女性への感じが変わる一冊だと思う。笑ってしまう部分もあるけど赤裸々に体験されたことや思いが書かれていて、こういうものが広まったら楽になる人いっぱいいるんだろうなあ。
    奥さんが妊娠してる人もしてない人も、結婚する予定とかなくても男性が読んだら目から鱗落ちまくると思う。ああ、知らないことばかりだ。

  • いいお母さんの枠、子供のことを悪くいう親、母乳への圧力、大変でしょ攻撃などなど、あ〜わかる!と共感できるところがあったし、視点も面白い。

    でもちょっとクセが強い絵と下品な表現も多くて気分が悪くなりました…。

  • 「親だって人間なんだ」ーこのことを理解することで、自分は大人になれた気がした。だから、本書のタイトルに惹かれて思わず購入。
    笑いつつも考えながら読めるコミックだった。

    完璧な「母」であろうとする人はどこかで行き詰まる。母に限らず、求められる役割を完璧にこなそうとする人はどこかチグハグな人間に見えてしまう。
    母から他者へ、あるいは他者から母への「母性の押し付け」は悪だと思う。
    そんなことを考えながら読みました。

  • 妊娠・出産の不安や悩みを本当に赤裸々に書いたコミックエッセイ
    出産前後の女性の性欲や世間のステレオタイプに対するストレスなど
    男性目線では気付かないだろうことも多い。

  • 色々勉強になりました。田房さんの漫画は一人でニヤニヤ読んでしまう。
    母がしんどい以来注目していましたが、相変わらず着眼点が面白い。これからの育児、不安だらけだけどこの本を何回も読み直して気楽に手を抜きつつ、また子供のことを考えてやっていきたい。

  • 悪意に満ちた絵、ネガティブな思考に終始イライラ。情緒不安定な著者が心配になる。当たり散らされる夫がかわいそう。

  • 2018/03/21読了

  • 妊娠出産育児の舞台裏。

    笑ったのは『出産前の母親学級オムツかえ講習』と『ロボットジジイ』のところ。

  • 「ママ」が主役の本。
    育児関連の本を見るとき、「こども」を見がちだけれど、これは母親の前に個人でした。
    確かに!と思うこともあれば、世の中そんなもん…とステレオタイプを受け入れている自分に気づかされることも。

  • 産まれるまでの、産まれてからのエッセイ漫画。

    こんな感じなのか、というのから
    女の子の説明は?! まで。
    何故男女で説明があったりなかったりなのか
    知りたいものがあります。

    周囲の人って、これを言うよな~というものから
    言われる相手によりけりだな~と。
    何にせよ、お母さんは何かしら大変なのです。

  • 別記

  • 共感した。この人絵、うますぎると思う。特に人の顔。なんでもない人の顔がうまい。子育て支援センターの職員の人、たまたまそこにいたママさん、一瞬しかでてこない人の顔が絶妙で、いるいる!こういう人!!という感じ。ママの裏側、本音をこんなに絶妙にかけるなんて本当にすごいと思う。最後は泣けた。こんなママ友いたら、絶対楽しいだろうなぁ、と思うけど、たまたま子育て支援センターで出会っても、表面的なことだけ話しておしまいなんだろうなぁ。

  • 前半はビックリしたけど最後は涙が出ました
    繰り返し読みたい

  • すばらしい名著。母親になるための変化を、これほど素直に、また面白く書いた本を私は他に知らない。一家に一冊!

  • 目から鱗が落ちるような漫画だった。驚愕した。そして、漫画としても面白かった。

  • C

  • 絵が汚すぎて最後まで読むことが出来なかった。

  • 二回目読了。
    露骨な下ネタ満載、かつ絵もかわいくなくて最初の方は不快感を感じつつ読みました。ただ、着眼点は秀逸。家では何もしない男性がロボットジジイになるのではないかとか、親の言霊が子供の性格を作っているのではないかとか、体験者ならではの考察は納得感がありました。
    後半、男性の友人たちが主体的に育児に参加してないところ、「しょせん女にはかなわない」と初めから育児に関わることを放棄しているところには著者と同じ悲しみを覚えました。

  • 率直な感想は・・・稲中・・・みたい(絵がね・・・。)

    確かに赤裸々に描いてはいるんだけど・・・私はちょっと苦手だったかも。というか共感できなかったです。(妊娠中~1歳頃までの事を書いているので、もう私には遠い記憶すぎたのかもしれません。)

    ブログにて詳しいレビューしています。
    http://egaodekurasu.jugem.jp/?eid=719

  • 良かった。この本と同じ時期に子育てしたかったな。

  • お取り寄せ中。

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著者プロフィール

1978年東京都生まれ。漫画家、ライター。2001年第3回アックスマンガ新人賞佳作受賞。2005年より男性向けエロ本、実話系雑誌、スポーツ新聞の風俗欄で連載を持つ。10年より「ラブピースクラブ」などの女性向けWEBサイトで連載を持ち、意識が完全にフェミニズムへシフトする。母からの過干渉の苦しみと葛藤を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』(KADOKAWA/中経出版)を12年に刊行、ベストセラーに。他の著書に、男性中心社会における女性の苦しみにピントを当てた『ママだって、人間』(河出書房新社)、『他人のセックスを見ながら考えた』(ちくま文庫)など多数。

「2019年 『エトセトラVOL.1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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