夏のルール

制作 : Shaun Tan  岸本佐知子 
  • 河出書房新社
3.92
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本棚登録 : 195
レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309274843

感想・レビュー・書評

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  • 「赤い靴下を片方だけ干しっぱなしにしないこと」「パーティで残った最後のオリーブに手を出さないこと」「知らない人に鍵を渡さないこと」「合言葉を忘れないこと」…語り手が『夏のルール』として学んだことが一言ずつ、左のページに書かれ、右のページにはときに優しげに、ときに恐ろしげに、非現実的で幻想的な光景が広がる。極彩色で描かれる、奇妙で奔放な夏の思い出の中を、語り手たち兄弟が生き生きと通り抜けていく。
    怖くてユーモラスで、美しくて温かい、一篇の詩のような絵本。

  • タイトルからたまらない…!
    ルール一つずつに沿って、絵で語られる兄弟(多分)の一夏。
    とても雄弁な絵で、どのページもしばらく眺めながら背後の物語を想像して楽しんだ。
    現実と非現実の地続き加減が好き。

  • シュールな世界。子供より大人向け。いろんな夏のルール。

  • この世界とは違う世界の少年二人の小さなルール。不思議な、それでいて心がほっとする作品。こうゆうの好きなんだよなあ。。。

  • 兄弟が体験した、去年の夏の出来事から学んだルールを描いた物語。裏表紙にある言葉通り、どのルールも不思議なものばかり。ショーン・タンさんらしい作品でした。すべてのルールは、弟の失敗から生まれているのね。やんちゃな弟と、その弟の世話をする兄のやり取りがかわいい。変装がばれちゃうところ、家に入れてもらえるようお願いするところ、乗り物から降りれなくなって兄に助けてもらうところ。この3場面がお気に入り。『アライバル』『遠い町から来た話』よりも分かりやすいストーリーでした。子どもにもオススメです。

  • 小学校低学年の甥っ子たちに、見せたい。
    この夏休みの帰省土産にぴったりだ。

    「理由はきかないこと」が、いい。

    子どもたちには、子どもたちの理由があるのだ。

    背表紙にある最後のことば、

    「ルールは守ること。意味のわからないルールなら、なおさら」

    は、大人たちへの注意事項かもしれない。子どもたちの世界観を尊重せよと。
    成長期(=夏)の彼らには、彼らのルールがある。大人には理解できない、彼らだけのルール。

    この本を送って、今年の夏を思いで深いものにしてくれると嬉しい。そして、

    「 夏の最後の1日を見のがさないこと。」

    自分の夏の最後の1日には、どんなだったろうか(遠い目)。

  • 子どもの時に夜中のトイレ行くような、ちょっと怖い雰囲気。

  • 20190616 井上陽水の夏休みを聴きながら絵本をめくっていくと絵の内容とは関係なく懐かしさがこみ上げてくる。兄弟がいた人は余計に、一人っ子の人は夢として色々回想したくなると思う。

  • おもしろいのかもしれないが、私の好みじゃないなあ。
    ブラックが強すぎるんだよね。

  • 表紙に一目惚れ。
    この油絵の感じが好きなんだよなあ。

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著者プロフィール

ショーン・タン(Shaun Tan)
1974年オーストラリア生まれ。幼い頃から絵を描くことが得意で、学生時代にはSF雑誌で活躍。西オーストラリア大学(University of Western Australia)では美術と英文学を修める。これまでに発表したいずれの作品も卓越した内容と表現で評価が高く、オーストラリア児童図書賞など数々の賞を受賞。作品は世界中で翻訳出版されている。現代を代表する新進気鋭のイラストレーター、絵本作家として活躍する一方、舞台監督、映画のコンセプトアーティストとして活動の場を拡げている。9年の歳月をかけて映画化した『ロスト・シング』で2011年にアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞。同年、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞も受賞。現在、メルボルン在住

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