ナイアガラの女王

  • 河出書房新社 (2015年9月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (40ページ) / ISBN・EAN: 9784309276434

みんなの感想まとめ

実在の女性、アニー・テイラーの勇気ある挑戦を描いた物語は、ナイアガラの滝から特製の樽で落下し生還した彼女の実話を元にしています。オールズバーグの繊細なモノトーンの絵が、20世紀初頭の風俗や滝の迫力を見...

感想・レビュー・書評

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  • あまり作家さんの名前を覚えない私が(怒られちゃう)珍しく覚えた海外の絵本作家さん、オールズバーグ。
    オールズバーグというと村上春樹さんが翻訳するイメージなんだけど、これは江國香織さん。
    この方の絵本はサイズもちょっと変わっていて、手にすると一瞬で「あオールズバーグの絵本だ」って思うの。

    これは実話。
    ナイアガラの滝を樽に入って落ちて生還した初めての、そして唯一の女性!
    想像しただけで恐ろしいわ!!!!!
    しかもそれを思い付いたのがお金持ちになれると思ってやったというんだからビックリよ!!!

    読んでてドキドキしたわ。
    息を呑むような臨場感のある文章で。
    中学生の娘まで近くに寄ってきて聞き入ってた。
    樽が落ちたシーンでは、下の娘がすかさず「どうなったの⁉︎」と聞いてきた。

    最後のページに実際の写真が載っているんだけど、こんな樽であんな所から落ちたの⁉︎マジで⁉︎正気⁉︎と思ったよね。
    いやーすごい話でした。


  • 一攫千金を夢みて、ナイアガラの滝から
    特製の樽で落下。無事生還した老女アニーの話。

    ナイアガラにダイブする勇気も凄いが、自己プロデュース力も凄まじく、商魂たくましい人。

    しかし、大儲けできたか?というと
    小柄で老女という外見が、微妙だった
    みたいで、樽だけが人気で、アニー自身には、
    期待した程、お金を得られなかったと言うオチ。

    現代もインスタ映え目的で危険を顧みず、
    無謀なチャレンジをする人がいるが、
    1901年というからアニーが元祖かな。

    オールズバークの描く老女アニーの表情が、
    とても生き生きしている。シワの描き方にも、
    欲深さが表れていて面白かった。



  • 何処かで聞いたことはあったのですが、ナイアガラの滝を特製の樽に入って下った女性、アニー・テイラーの実話の絵本です。モノトーンの繊細な絵で描かれた20世紀初頭の風俗や滝の迫力に見惚れます。美しいけれど、滝下りを思いつく時点から成功の後日譚まで、お金が動き、お金で動いた顚末、人間の本性まで暴き出しているように思われます。

  • モノトーンのオールズバーグの絵にいつも心惹かれる。
    ナイアガラの滝を樽で下る実在女性の絵本!

  • 図書館でオールズバーグ絵本をまとめ読み。春樹訳が気になって、というのが読むきっかけだけど、絵のすばらしさにも脱帽。で、一番心に残った本作をここには挙げておくことに。春樹訳ちゃうやん。
    それはさておき、こういう形でナイアガラに挑んだ女性がいたことを、恥ずかしながらここで読むまで存じておらず、結構衝撃を受けた次第。有名になってお金持ちにという魂胆もさることながら、そのたくらみが上手くいかなかったのも、申し訳ないけど微笑ましい。

  • ナイアガラの…女王…???、と思ったらこの表紙のタルに人が入って滝下りしたおばあさんの話だった…。
    す、すげえ……。

  • ナイアガラの滝下り成功者がいることにびっくりした

    ナイアガラの滝下りをしようとと思うことにも

  • 62歳でナイアガラの滝下りという大冒険をしでかした勇敢でお茶目な女性、アニー。彼女のいっぷう変わった生涯を、絵本の魔術師・オールズバーグが描いた傑作絵本。

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著者プロフィール

江國 香織(えくに・かおり):1964年東京生まれ。1992年『きらきらひかる』で紫式部文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で直木賞、07年『がらくた』で島清恋愛文学賞、10年『真昼なのに昏い部屋』で中央公論文学賞、12年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、15年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞など数々の文学賞を受賞。他の小説作品に『つめたいよるに』『神様のボート』『東京タワー』『抱擁、あるいはライスには塩を』『彼女たちの場合は』『去年の雪』『ひとりでカラカサさしてゆく』『シェニール織とか黄肉のメロンとか』『川のある街』など多数。『絵本を抱えて部屋のすみへ』『いくつもの週末』『雨はコーラをのめない』『旅ドロップ』などのエッセイ集や詩集・童話・翻訳など多彩なジャンルで活躍。 

「2024年 『読んでばっか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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