ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実

制作 : Geoff Emerick  Howard Massey  奥田 祐士 
  • 河出書房新社
4.67
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本棚登録 : 16
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (589ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309277165

感想・レビュー・書評

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  •  1962年にアシスタント・エンジニアとしてEMIアビー・ロード・スタジオの職に就き、1966年に正規のエンジニアに昇格、1969年にアップル・レコーディング・スタジオに移籍、最終的にはフリーのエンジニアとなるジェフ・エメリックのビートルズとの仕事を中心とした回想録。
     実際にビートルズと仕事をしてきた男の話なので、とにかく臨場感が凄い。
     ジョークを飛ばしながら楽しんでレコーディングをしている初期の4人の姿だけでなく、罵りあい、4人が一同に会することが少なくなってきた後期のレコーディングの有様まで、まるで目の前で展開されているよう。
     ビートルズの音楽的な成長と共に、レコーディング技術の成長の過程や、様々な、そして時には実現不可能と思われたようなアイディアを具現化していく過程も見られる。
     そして4人の人格。
     ジェフ自身はどうもポールと仲が良かったようで、それ以外のメンバー、ジョン、ジョージ、リンゴに対する人物評価はかなり手厳しい。
     勿論、残りの3人に対しても尊敬の念を払ってはいるのだが、ポール以外のメンバーのファンが読むとちょっと辛い、あるいは頭にくる描写も出てくる。
     それはメンバーに対してだけではなく、あのジョージ・マーティンに対してもかなり辛辣な表現をしている箇所がある。
     そういった面が「独りよがり」と批判されることもあるだろうし、僕自身も「かなり主観に重きを置いた書き方をしているなぁ」と時々は辟易してしまう場面もあった。
     また、解散へと転げ落ちていく4人の描写は、臨場感があるだけに余計痛々しく、読んでいて辛くなることもあった。
     そういった負の面を認めながらも、それでもやはりあの時代に、あの現場で、あの4人と時に反目しながらも共同作業を行ってきた男の回想録なのだ。
     ビートルズに関心がある方なら、読んでみる価値はあると思う。

  • 図書館でみつけたので借りてきた。
    サウンドエンジニアの音楽への貢献度がリアルにわかる良書。レコーディングしたアルバムを聴きながら読むのは最高に楽しい。
    彼の作るベースの音は最高。

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著者プロフィール

1962年にアシスタント・エンジニアとしてアビー・ロード・スタジオに参加、66年に正規のエンジニアに昇格。69年にはこのスタジオを離れ、ビートルズのアップル・レコーディング・スタジオに移籍した。

「2016年 『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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