江戸へおかえりなさいませ

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 62
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309277226

感想・レビュー・書評

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  • 江戸の軽い話

  • 杉浦さんも、夭折して惜しい作家さんでした。
    あちこちに書かれたものをあつめ、最近出されたたエッセイです。彼女がいかに江戸の一庶民としての暮らしを愛したか。
    浮世絵は、印刷されたものではなく、本物を見て欲しいという文章にはうなりました。そして、実際にこの後、生の浮世絵を観る機会に恵まれたのですが、まさに納得でした!!
    杉浦さんのおかげで、浮世絵が何倍も楽しめました。
    ほかにも見事な観察眼と、表現がちりばめられています。
    これらの文章を読むと、なぜ杉浦さんが江戸に惹かれたのか、切ないくらいよくわかります。
    江戸へおかえりなさい、と言われたのは読者ですが、杉浦さんも、身も心も、江戸からおかえりなさい、と迎えられたのでしょうか。そうあってほしいです。

  • 今現在の生活が、幸せなのか?
    それとも、作者の言うような 江戸時代の 物の最小限の生活で、衣食住をすべて、八分目の生活が良かったのか?

    初めて読む作者 杉浦日奈子さんの作品を、最初の漫画のポキポキを読んで、面白いかな?と、手に取った。

    しかし、読み進めると、話が、右往左往で、あまり、つながりがないのに、少し閉口してしまった。

    しかし、沢山の本を読破しているのであろう。
    江戸の風流さを、描いているところもあり、興味深いところもあった。

    江戸の道楽について書かれていたところは、趣味と、道楽の違いが、しっかりと、理解できた。
    江戸三百年の太平の三道楽ー園芸、釣り、学問・文芸と、、、、
    真の豊かさとは、、、
    伊能忠敬の全国測量旅行の素晴らしさは、今の地図に匹敵すべきぐらい正確さのある物を、もう少し解説してほしい気がした。

    後の方になってくると、ナント生きた甲斐が、するじゃあないか。と、、、、作者のエッセイになってしまって、お江戸から大分離れてしまったような気がした。

    もう少し、江戸の話が、欲しかった。

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著者プロフィール

文筆家

「2016年 『大江戸美味草紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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