海駅図鑑 海の見える無人駅

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309278124

感想・レビュー・書評

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  • 行ったことのある駅はあれこれ懐かしがりながら、そうでないところは駅から見える様々な海の景色を文章から想像を膨らませて楽しみました。

    特に駅から見える小島についての話はどれも面白く、とりわけ折居駅からみえる高島の話は読んだあとにネットでちょっと調べてしまいました。

    下灘駅もいったけど、海の向こうに島があった記憶がないししかもそこ(青島)が猫島と知って、駅とセットで行きたくなりました。

  • 2022,21 図書館

    「海の見える無人駅の写真集」くらいのノリで借りたらカラー写真は冒頭の30pで、残りはモノクロ写真と活字
    おもてたんとちゃうなーと思いながら読み進めたら、これが意外と面白い

    紹介される海駅の情報や周辺地理だけでなく、まわりの植生や生物民俗学や歴史にいたるまで様々な観点で記されておりとても興味深かった

    とりわけ、岩手県 有家駅(うげえき)の盆踊りにまつわる民俗学はとても印象に残っている

    著者は旅をすることで、過去に戻れる、と書く
    自分の過去の記憶を辿るだけでなく、その土地その駅の過去や成り立ち現在を知る著者の旅が良かった


    駅近くの民宿に連泊したり、海に降りて水に浸かってみたり海水浴場では泳いでみたり
    色々と直に体験することが大切だなぁとも改めて思った

    行ったことある海駅は下灘駅だけやったので、いつか電車で海駅旅をしてみたい。

  • ミニコメント
    カラー写真を多数収録。ホームから美しい海が見える北海道から九州までの30駅。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/600278

  • ふむ

  • 意図はよく分かります

  • 鉄道

  • なぜ「海の見える無人駅」は、こんなにも心地いいのか!海と駅――。さらに目を凝らせば、もっと多くのものが見えてくる。カラー写真を多数収録した、本邦初の「海×無人駅」ガイドブック!日本全国9000の駅から、とびっきりの海駅を厳選。ホームから美しい海が見える、北海道から九州までの30駅!さらには、海駅周辺の知られざるスポット・物語を紹介。海しか見えない駅。その先に見えてくるものとは――。絶景の中にある、「もう一つの景色」を見つめるルポルタージュ。歴史や人の営み、生物、環境問題などなど、多様な今日的テーマから日本を照らし出す。(Amazon紹介より)

    図書館で発見。パラパラと眺めた際に、巻頭の写真が綺麗だったので借りてみましたが、写真以上に各駅の紹介文が良かったです。とても心に染み入る文体で、「大分麦焼酎二階堂」のコマーシャルのようなノスタルジックな雰囲気を醸し出していました。

  •  何十年も昔に見た景色がそのままであったり、災害でずいぶんと変わっていたりして、若気の至りで昔あちこちを放浪した者にはじつに感慨深い写真集。

  • 近頃は旅行といっても観光地が苦手で、むしろ何もないところに行きたいと思う。最近は町おこしという名目で、少々の田舎でも何かしら売り込まれる感があって、そういったものと無縁のところに行きたいのだ。
    しかし、本当に何もないところは「自分はここに何をしに来たんだ?」で終わってしまうので、少なくとも、目的や目的地、目標を明確にしなければならない。そして現実には、交通手段の有無や時間や予算によって、行ける所は限らる。それでは、どこがいいのか?
    そんな私にこれはちょうどいい本だと思った。海の見える無人駅で海を眺めるのも悪くないが、それだけでなく、この本には近場のプラスアルファも載っている。観光客目当てではない何かがあるのだ。過疎化問題や、歴史的背景や政治的な諸々など現地特有の事情を含んでいるものが多いが、そもそも無人駅があるエリアというのはそういう場所なのだ。
    個人的には島根県の日本海側の駅がいくつか載っているのがうれしい。あとは長崎もいいと思う。行ってみたいところばかり。この著者の前作(?)『秘島図鑑』は行けない場所ばかりだったが、これは行こうと思えば行ける所ばかり。かなり毛色は違うが、旅行ガイドにもなる。
    最後になったが、本の構成は、最初に各駅の写真が見開きでまとめて載っており、その後で各駅についての説明文が載っている。写真もおそらく著者によるものであろう。夕方から夜にかけての時間帯の写真が意外と多く、あまり海が感じられない写真もある(笑)。悪くないけど。

  • 文章はともかく、写真がいい。主張について行かれなかろうとなんだろうと、写真の力はすごい。根府川に行って見よう。

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著者プロフィール

1971年生まれ。編集者、ライター。早稲田大学政治経済学部卒業。テレビ局や出版社を経て独立。著書に『秘島図鑑』『海駅図鑑』(河出書房新社)、『深夜航路』(草思社)、『不思議な島旅』(朝日新書)など。

「2023年 『海の見える無人駅 絶景の先にある物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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