東西不思議物語 (河出文庫 121A)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 480
レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309400334

感想・レビュー・書評

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  • 世界の不思議な話をまとめた本。著者が渋沢栄一の親戚で、SMの概念を日本に持ち込んだとかいう人らしく読んでみる。
    著者の膨大な知識が窺い知れた。
    北アルプスの双六谷は四五六谷として、顔がぐにゃりと曲がる不思議現象として登場する。

  •  主に西欧と日本に伝わる不思議な話を比較紹介したエッセイ。不思議な話は怪談だったり、近年の都市伝説的なものだったり、神話伝説に類するものだったり、歴史上のエピソードだったりとさまざま。二頭蛇、うつほ舟、姑獲鳥、天女の接吻、邪視、栄光の手、死の舞踏、神隠しなどなどと話題は多岐にわたる。
     澁澤のエッセイのうちでは、かなり軽めで読みやすい方だと思うが、自分には少し物足りなかったです。洋の東西を問わず、似たような伝承や出来事が記録され、伝えられてきたというのは、思うだに不思議な感じがする。結局のところ、人間に想像できることというのは、国や文化は違えど大同小異ということなのかもれない。

  • 新聞連載コラム集なので、各章気にすること無く気軽に読める。
    外出時(あまり無いが)のお供。

  • 長男が学校文化祭の古本市でこれを買ってきたのを見て”親子だ”と思いました(笑) 内容は古今東西の不思議な話を簡潔に紹介するという感じ。一つ一つが短いのですぐに読めます。眠れぬ夜になどいかが?

  • 不思議な出来事にまつわるエッセイ集だけれど新聞に連載されていただけあって噛み砕いたような分かりやすい本。
    澁澤好きには逆に物足りない感がちょっぴりありますが。
    話は簡潔で読みやすかったけれど文字が小さくて読み辛かったのが残念。

  • 気になっていた作家のひとり澁澤龍彦。妖しい、耽美的なイメージがあったのだけれども、読みやすい語り口で書かれたエッセイでした。東洋・西洋と普段あまり一緒にされない妖怪たちが並んで登場するので、発想の同一性や違いなどが考えさせられる気がする1冊。

  • 本当は現実主義者なのに、不思議な話を求めて怪しげな本に熱中するようになったのは、この作品を読んでしまったせいかも。

  • 読むと怪しい知識がちょっと増える。1編が3pくらいで読みやすい。

  • とても澁澤氏らしい蒐集的な本。

  • こういう話をおしゃれに語れる人って今いないんじゃないだろうか

著者プロフィール

1928年東京生まれ。東京大学仏文科卒。フランス文学者、エッセイスト、小説家、翻訳家。マルキ・ド・サドやジョルジュ・バタイユの著作の翻訳・紹介をする一方、人間精神や文明の暗黒面に光を当てる多彩なエッセイを数多く発表。晩年は小説を発表するようになり、遺作となった『高丘親王航海日記』は第39回読売文学賞を受賞した。1987年没。

「2018年 『ドラコニアの夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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