世界悪女物語 (河出文庫 121B)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 497
レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309400402

感想・レビュー・書評

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  • もっと悪女っぷりがみたかったよ(´・_・`)

  • 名だたる悪女の中でも、天才的毒殺常習者のブランヴィリエ夫人、若い女を虐殺し続け血を欲したエルゼベエト・バートリが特に印象深かった。

  • たまに、この手の歴史上の人物の物語が無性に読みたくなります。現代が舞台だと生々しいし、小説だと白々しいし、ちょうどいい距離感があるのかもしれません。
    どの悪女も強烈な個性と謎を持っています。淫蕩と言われたルクレチア・ボルジア自身は繰り返し結婚させられることをどう思っていたか。晩年の則天武后の政治は彼女が初めから目指していたものなのか。彼女たちが行ったエピソードだけみればスキャンダラスでグロテスクに感じられますが、何を抱えていて何を求めていたのか、できるなら多少なりとも理解したいと思えてきます。その魅力こそが悪女といわれる所以なんでしょうか。
    バートリ夫人に興味があって読んだ一冊でしたが、残虐な行為を殊更に強調することなく、時代や背景などの考察を含んで描かれているのでわりと冷静に読むことができました。

  • 世界には悪女は存在するけれど、
    それより極悪な生き物がいるでしょ。
    それは、男だ。

  • またこんなアクの強い本を読んでしまった・・・。エリザベス女王やルクレチア・ボルジア、則天武后やマグダ・ゲッベルスなど、古今東西の悪女について書かれています。

    全体的に、もっと一人ひとりについて詳しく書いても良かったんじゃないかなぁ、と思いました。あと、悪女と言われるに至るのは、政治的背景も大きく関わってて、一部の世界史マニアにはウケるとは思います。

    にしても主に中世のヨーロッパの暗っぽいイメージも手伝って、世の中には本当に恐ろしい人間がいるんだなぁ・・・と感じました。やっぱこの世で一番怖いのは人間かも・・・。

  • 自分の感情に正直にまっすぐに生きる。

    女は怖い。。

    でもそういう人決して嫌いじゃないんだな。

    男は弱い。。

  • 河出文庫のかわいい帯に惹かれて購入。
    中身は悪女のお話ですが。。

    これまで名前ぐらいは知っていた程度の悪女たちの生涯を
    改めて知ることができました。

  •  世界各地の、歴史に残った悪女たちのエピソードを集めたエッセイ。自分の美貌を保つために、若い乙女を虐殺してその血の風呂につかったというエリザベート・バートリー。民衆の貧困に眼を向けようともせずに享楽の限りをつくしたマリー・アントワネット。その美しさを利用され、政略結婚に利用されたあげく、夫となった相手を次々に死なせることになったルクレツィア・ボルジア。クレオパトラ、メアリ・スチュアート、エリザベス女王……

     うん、面白かった!
     うわあ、これは怖いかなあ……と思いながら読み始めたんですけども、語り口のおかげか、むしろドキドキしながら読んでました。もちろん怖いエピソードはたくさんあるのですが(つくづく女は怖いな!)、それにしても、とっても魅力的。暗い魅力というか、退廃の美というか、悲劇のもたらすカタルシスというか、なんというか。や、実際に生々しく想像すると、ものすごく怖いんですけども。こういうの面白いっていうのは、野次馬根性かなあ。でも面白かったです。

     人の恐ろしさや愚かさ、醜さを、ひっくるめて魅力的に描ける作家さんというのは、なんていうか、すごいなーと思いました。
     怖いっていうのも、人の気持ちを引くパワーなんだよなあ。私も怖いの苦手だなんていってる場合じゃないな。いや、苦手なんですけど。ビビリなんですけど!

     先に読んだ澁澤さんの小説・評論3冊が、面白いような気がするのに、あと一歩のところではまれなくて、次をどうしようかとツイッターでぶつぶついってみたら、薦めていただいたのでした。持つべきものは読書家のお知り合い!

     ちょっと余談というか、家に昔から、母が好きで買っていた『ベルサイユのばら』や『七つの黄金郷』等々のコミックスがあり、子どもの頃にはまって読んでいたのですが(注・『七つの黄金郷』は間違いなく名作少女マンガですが、未完結のまま諸般の事情により長年止まっています)、そういう、昔読んだマンガに出てきた歴史上の人物のエピソードが、実にいきいきと描かれておりまして、読みながら妙に懐かしい気持ちになりました。

     渋澤さんのこの作品に刺激を受けて、彼女らの話を描いたという作家さんも、もしかして多いのかもしれないなあなんて、おもわず考えこんでしまいました。(※思っただけで、どの作家さんのどの作品がそうでと、調べたわけではありません)

  • [ 内容 ]
    ルクレチア・ボルジア、エリザベト・バートリなど、史上名高い悪女たちの魔性にみいられた悪虐非道の生涯を物語りながら、女の本性、悪の本質を浮き彫りにするベストセラー・エッセイ集。

    [ 目次 ]


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著者プロフィール

1928年東京生まれ。東京大学仏文科卒。フランス文学者、エッセイスト、小説家、翻訳家。マルキ・ド・サドやジョルジュ・バタイユの著作の翻訳・紹介をする一方、人間精神や文明の暗黒面に光を当てる多彩なエッセイを数多く発表。晩年は小説を発表するようになり、遺作となった『高丘親王航海日記』は第39回読売文学賞を受賞した。1987年没。

「2018年 『ドラコニアの夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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