黒魔術の手帖 (河出文庫 し 1-5 澁澤龍彦コレクション)

著者 :
  • 河出書房新社
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レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309400624

感想・レビュー・書評

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  • 手元にあるのはバフォメットが表紙の本ですが何度読み返したことか。

    黒魔術に関連する事柄を澁澤氏独特の文章で語るエッセイ集。
    当時の書物や絵画から転載された挿絵が文章と合っていて不可思議さ妖しさ薄暗さが溢れるようで好きです。

    ジル・ド・レエに関する最後の4章は圧巻。彼の所業を知ってはいるもののここまで多方面から光を当てられているものはこの本が初読でおどろおどろしさと残酷さに驚いたものです。今ではもっとおどろおどろしいものも平気で読めますがあの初読時の衝撃は忘れられません。
    一番好きなのはホムンクルスの章です。人造人間の作り方なんて読むだけでわくわくしたものです。

  • 高校時代、古本屋を廻って熱心に集めていた。澁澤の見せる世界観にある種のあこがれを感じていた。今読んだらまた印象も変わるかもしれない。

  • 章は、ヤコブスの豚、カバラ的宇宙、薔薇十字の象徴、夜行妖鬼篇、古代カルタの謎、サバト幻景、黒ミサ玄義、自然魔法もろもろ、星位と予言、ホムンクルス誕生、蝋人形の呪い、ジル・ド・レエ侯の肖像(聖女と青髯男爵、水銀伝説の城、地獄譜、幼児殺戮者)。
    コラン・ド・プランシーの『地獄の辞典』とエレファス・レヴィの三部作を読むために読んだ。初心者でも十分楽しめる、黒魔術の入門に最適の書。
    眼鏡が初めて出現したのが17世紀初頭、望遠鏡が一般に使用されるようになったのが1663年。

  • 大好きな本です。昔の表紙しか持ってないのですが、恐らくこれだと思いました。読み過ぎてページが数枚バラバラになってます。

  • 単行本版が本当にかっこよかった。
    文庫じゃなくてあの装丁のやつが欲しいなぁ。

  • 素晴らしいの一言

  • 何もかも真っ黒だという初版本で読みたかった。カバラ的宇宙が面白かった。十二宮のサインについての説明は初耳だったので。あとはタロットについての記述。一冊の書物がばらばらにされたもの、というのはどうやら本当のことらしい。全てを理解できたものは、世界の秘密に通ずるというが……?タロットというと魔術的で、一般人とは縁遠いものだと思われがちだが、実はトランプの原型(小アルカナだけだが)となったもの。何も知らずに遊戯に使ってるってある意味恐ろしいわ。

著者プロフィール

1928年東京生まれ。東京大学仏文科卒。フランス文学者、エッセイスト、小説家、翻訳家。マルキ・ド・サドやジョルジュ・バタイユの著作の翻訳・紹介をする一方、人間精神や文明の暗黒面に光を当てる多彩なエッセイを数多く発表。晩年は小説を発表するようになり、遺作となった『高丘親王航海日記』は第39回読売文学賞を受賞した。1987年没。

「2018年 『ドラコニアの夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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