思考の紋章学 (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 117
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309401294

感想・レビュー・書評

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  • 440
    初期のエッセーから、『胡桃の中の世界』に至るまで、著者はおもにヨーロッパの文学や芸術作品を対象にしながら、人間の精神のかたちを考察してきた。だが、本書においては、その関心は日本の古典にも向けられ、迷宮、幻鳥、大地母神などをテーマに、東西の文学作品に通底する心的パターンをめぐって、自在な論が展開される。その後フィクションへと向う著者の創作活動を暗示するエッセイ集。

  • 古書で購入。

  • 仏文学者の印象が強いけれど日本の古典を語られても知識の量に圧倒されてしまう。
    この人の引き出しはどれだけ大きくて深いのだろうと思う。そしてきっと綺麗できらきらするものが沢山詰まっているのだろうな、と。

    西行のゴーレムの話が昔から好きです。一度『撰集抄』を読んでみたいなぁ、とこの本を読み返す度に思います。

  • 毎度ながら知識量と文章の巧みさに魅惑された。
    かなり狭い範囲のものを考察しており、無学な私は着いていけないところもあった。
    もっと基礎固めをしないと…。

  • 2008/12/21購入
    2014/2/20読了

  • 古典の知識があればもっと面白いのに!と思いました。

  • 日本の古典を題材にした「フィクションへと向かう著者の創作活動を暗示するエッセー集(裏書より)」。日本、中国、ヨーロッパと縦横無尽に疾走するなんてのは、なかなかできるものではない。
    文句なく面白いエッセー集。ただし古典の知識は必要だが、それを抜きにしても、十分に楽しめる。

  • 渋澤龍彦四連発その4。
    日本文学についてのエッセイ……のはずなのですが、話は仏文学、映画、絵画と縦横無尽に飛びまくります。とても楽しい一冊です。

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著者プロフィール

1928年東京生まれ。東京大学仏文科卒。フランス文学者、エッセイスト、小説家、翻訳家。マルキ・ド・サドやジョルジュ・バタイユの著作の翻訳・紹介をする一方、人間精神や文明の暗黒面に光を当てる多彩なエッセイを数多く発表。晩年は小説を発表するようになり、遺作となった『高丘親王航海日記』は第39回読売文学賞を受賞した。1987年没。

「2018年 『ドラコニアの夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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