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- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309401560
作品紹介・あらすじ
上泉信綱、伊藤一刀斎、柳生一門、富田勢源、宮本武蔵、辻月丹、平山子竜、千葉周作、山岡鉄舟-剣を、人を殺すための武技から人を生かすための"道"にまで高めた古今の名人たちの至妙な業と、その果てに到達した自在の境地を、小説の名手が闊達な筆で現代に蘇らせた剣豪小説の古典。他に、著者の剣法に対する独自の見解を示した「剣法の起源」「剣法の発達」を併収。
感想・レビュー・書評
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直木賞創設の元となった、40代での若さで逝った著者の作品を読みたかった。自身を「髷物作家」と称し、著者の視点で剣豪を分析した本書。日本人は何でも「道」にしてしまうものと思っていたが、本来殺人技として起こった剣法を極めた達人=剣豪が、生と死の狭間で禅に共通する人間形成に到達したのだと感じられた。著者は言及していないが、柔道、弓道は言うに及ばず、茶道、華道などと文武に「道」という精神が広まった嚆矢ではなかったか? とは穿ち過ぎかな~(^^;
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日本剣豪列伝
剣法の起源
剣法の発達
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