ドラコニア綺譚集 (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 158
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309402420

感想・レビュー・書評

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  • 2008年11月4日~5日。
     この人のエッセイなのか小説なのか、虚実が混淆としている作品は、えも言われぬ面白さがある。
     エッセイだけの作品には、今一つのものもあるが。

  • 澁澤龍彦らしい、博学なエッセイ。他の本に比べると、固有名詞が非常に多くなっているため、いくつかの章は読みづらい。また、「綺譚集」というだけあって、簡単に説明の付かない不思議体験が織り込んであるのも特色。

    澁澤龍彦のなめらかな筆致は非常に好みなのだが、今回は体調もいまいちだったのか、いくつか読み飛ばしてしまった。しかし、一つのテーマに対して「日本書紀では」「中国の故事で」「スペインでは」と色んな話が出てくるところが超然としたところである。それが飛頭蛮(首抜け族)だったり、連続殺人・食人鬼だったりするから、完全に掴まれるわけです。

    そこに急に友達の話であり、自分の学生時分の話、正倉院展での話などが、自然に同列にはいってくるところがすごい。また体調が良い時に読み返すと思う。保留ということで星3。

    「ドラコニア」はどこかの昔の国かと思っていたが、1本目でわかった。「龍彦」の国のことである。

    「何はともあれ 頭は隠さずとも 尻は隠してもらいたい」
    おもしろい。

    (余談)
    河出の著者名が「澁澤」ではなく「渋澤」になってんだけど、名前を勝手に帰るのは失礼ではないか?

  • 極楽鳥について/鏡と影について/飛ぶ頭について/かぼちゃについて/文字食う虫について/スペインの絵について/ラテン詩人と蜜蜂について/箱の中の虫について/桃鳩図について/仮面について/童子について/巨像について

  • 徽宗論「桃鳩図について」所収。「天竺までは何マイル?」つながり。

  • 自分の知識不足のためわからない箇所も多少あったが、作者が非常に楽しそうに書いているのがわかる良エッセイ。

  • エッセイなのか御伽噺なのか分かりかねる小品集。
    澁澤龍彦の王国『ドラコニア』を気ままに散策できる本でした。

  • 美術史かぶれだった大学生のころの愛読書を、再び読み返しました。妖しくも魅力ある澁澤ワールド。大人になってからまた読むと、若い頃と異なった感覚を楽しめますね。

  • 最近、吸血鬼関連の本を読んでいて、
    ドラキュラ……ドラクル……ドラコニアという具合に、
    この本を思い出したのでレビュー。
    ドラコニアとはドラゴンの国、
    すなわち(ポオ風に言えば)「澁澤龍彦の地所」。
    古今東西の不思議なオブジェ、アイコンについて、
    自由気儘に連想の翼を広げて書かれた随筆集。

  • 相変わらず自由気ままに歩いている。好きだ。

  • 他の渋澤作品と異なり、この著作には彼の体験や創作が多く含まれている。
    これまでの作品は、引用やそれに対する考察、感想で構成されていた為に彼の人物像は読み取り辛かったのだが、この作品では大いに彼の人となりに触れる事ができた。
    内容に関しては、あまり私の好みに合うものがなかったのが残念。

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