イノセントガール (河出文庫 ほ 1-5)

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309403625

感想・レビュー・書評

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  • 読後10年弱経ちますが、自分の信念を貫く少女(女性)の姿は忘れられません。

  • 20年以上まえの本なんだが、とてもいい保存状態で手にいれることができた。
    天才と思える女性と相思相愛になったときに参考になる小説。
    著者自身天才で天才少女と凡人の恋愛を描いた本。

  • 【堀田あけみ】

    さんの本です。

    23歳と14歳?

    んーと。

    9歳差の

    社会人の男性と

    中学生の女の子の恋愛模様。

    今のあたしに

    なんか

    共感。


    恒例の

    気になるところ☆

    【二人の間に、まだもしもの入る余地があるということだ、と正行は思った。もしもの入る場所なんかないくらい、強い結び付きが欲しいと思った。】

    すてき。

    偶然を必然に。

    【私は強くなんかないよ。そう見えることは知っているし、す見せようともしてるけど、本当は一人でいるとすごく弱いんだよ。すごく誰かに頼りたい。それが嫌なの。一生懸命頑張る人は、強いから一人でいいの?何もしない人は、強くないからみんなで助けてあげるの?そしたら何もしない方が得だ!!】

    すごく

    共感できる。

    この、主人公あれんの気持ちが痛いほどよくわかる。

    似てるな。

    【他人がどう言おうと好きなものは好きなんだよな。一般論に負けての妥協をしない。他人に言いくるめられて、幸福でもないのに幸福だと思い込んだりしない。】

    好きなことは、

    自分で決める。

    この本、

    途中なんだこのストーリー

    とおもったけれど、

    なんか

    今の自分に

    主人公の姿が重なって

    なんか

    共感してしまいました*

  • 中学の時に読んで思ったのが「この男、情けない」だった。大人になって読んだ感想は「この女の子、怖い」だった。想いが強すぎる激しい思春期の女の子と、それに戸惑いながら引きずられる大人の男の痛い恋愛です。

  • 主人公、亜蓮(あれん)に釘付け!!!!てゆか首ったけ??笑
    本当に魅力的な女の子でした。
    「あの幼い横顔を見た日から、正行はこの一途な、純潔な娼婦に魅せられてしまったのだ。」という表現がすき。
    一見平凡だが、亜蓮に言わせればいい人な正行と、姉のめりーさんへのコンプレックスを持つが、素晴らしい才能を持つ作詞家、亜蓮の愛の物語。
    最後、亜蓮が何のアクセサリーもつけず、真っ赤なノンスリーブのドレスと真っ赤なルージュにマニキュアをつけて、正行の前に登場したシーンに身の毛がよだった。
    「薄暗闇の中、亜蓮は思わず横っ面張りたくなるほど生意気な、勝ち誇った笑顔を一杯にひらかせていた。」で終わる。
    壮絶!!!!

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著者プロフィール

名古屋大学大学院教育学研究科満期退学(1993年)
現職 椙山女学園大学国際コミュニケーション学部表現文化学科教授
主要著作に
『1980アイコ十六歳』 河出書房新社(1983年)
『愛をする人』 角川書店(1992年)
『発達障害だって大丈夫―自閉症の子を育てる幸せ―』 河出書房新社(2007年)
『花くらべ―尾張名古屋に咲く花は』 日経BPM(2014年) 他

「2021年 『ついスマホに頼ってしまう人のための日本語入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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