少年たちの終わらない夜 (河出文庫―BUNGEI Collection)

著者 :
  • 河出書房新社
3.16
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本棚登録 : 521
レビュー : 59
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309403779

感想・レビュー・書評

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  • 100311/速/完/現代文学
    十代のころに読みたかった。21で読むべき本を。

  • 帰省して読む本がないので、学生時代に読んだ本を読み返そうと思い手に取った一冊。

    バブルを感じさせる文体だなあとか(固有名詞の多様なんかは特に)思うところはいろいろあるんだけど、20になる前の少年たちのピュアさを、異性である著者がここまで純度が高い形で文章化したということに、やはり高い作家としての力量を僕は感じる。

    何故36歳という若さで自殺してしまったのか、原因はよくわからない。僕としては、彼女の作品が長く読まれ続けてほしいと願うばかりである。

  • 表紙裏
    終わりかけた僕らの十代最後の夏。愛すべき季節に別れの挨拶をつげ、駆けぬけてゆく少年たちの、愛のきらめき。透明なかげり。ピュアでせつない青春の断片をリリカルに描き、圧倒的な支持をうけた永遠のベストセラー。待望の文庫化。

    目次
    少年たちの終わらない夜
    誰かアイダを探して
    ユーロビートじゃ踊れない
    ティーンエイジ・サマー

  • ハタチを迎える直前の少年たち。大人から見たら不良に見える彼らが、その刹那的な時間に気付いた戸惑いや苛立ちを描く短篇集。
    分かるような分からないような彼らの道理。大人である(一応)私が反発を覚えるそれこそが、青春の証しなのかもしれない。文章の運びがちょっとぎこちないというか拙いのが気になった。これって題材ゆえにこうなのかしらん。

  • 高校生の時に出会った鷺沢 萠さんの作品の中でも一番大切な本。当時都内の私立高に通っていた私が憧れた「クールでカッコいい他校の子たちの」世界がここにありました。

  • 高校生の頃読んだ。
    田舎のおとなしい子供だったわたしには、
    よく分からないけど、こういう世界もあるのかと、
    心に砂漠を感じた作品。

    読むなら十代。
    二十歳を超えたら読まなくてもいい。

  • 青春時代を謳歌する人に気付いてほしい話なのに、
    10代の人が読んでも、
    多分、内容の時代錯誤と文章の受け入れの難しさで、
    素通りされちゃうんだろうなぁ。
    もったいない。
    戻れる事なら、戻りたいよね。

  • わたしにはよくわからない世界。
    文章はとても美しいです。

  • あの頃キラキラして見えた景色は今はもう霞んでいる、そしてあの頃見えなかった危うさだけが残った。何回読んでも考え込むことになる本。

  • これまた切ない。
    あの時代。
    バブルだったとかの一言では片付けてほしくないけど・・・。

    鷺沢さんは当時、高校生で文学界の新人賞を受賞したり、私の中ではひそかにあこがれの人だった。同じ大学に行ったのも、多少影響がある。
    今だったら、彼女の出自とかもっと普通に語ることができたんだろうけど、時代がやっぱり違ったんだなと思う。
    彼女の本の話は就職活動でも、面接官としたこともある。
    自分の思い出の中では大切な本のひとつ。

    あの頃があって、今がある。世の中も自分も。

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著者プロフィール

鷺沢萠(1968.6.20-2004.4.11)
作家。上智大学外国語学部ロシア語科中退。1987年、「川べりの道」で文學界新人賞を当時最年少で受賞。92年「駆ける少年」で泉鏡花賞を受賞。他の著書に『少年たちの終わらない夜』『葉桜の日』『大統領のクリスマス・ツリー』『君はこの国を好きか』『過ぐる川、烟る橋』『さいはての二人』『ウェルカム・ホーム!』など。

「2018年 『帰れぬ人びと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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