テレヴィジョン・シティ 下 (河出文庫 な 7-18 BUNGEI Collection)

著者 : 長野まゆみ

• 河出書房新社 (1996年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[greentea12さんの感想 · 2007年12月19日]

下なんて、長さを感じさせない面白さ！何回読んでもいいかも。でも、疑問点の残る作品。

[saitoさんの感想 · 2007年9月28日]

イーイーの願いに全てが篭められている気がします。最後は多大な喪失感と共に泣きたくなる。

[潤さんの感想 · 2007年8月18日]

ことばは消えても文字は残る…それがぼくの望みだ

ぼくの望みがバカなのかも、とイーイーはくりかえしていた。
意味を汲み取り切れないのに心にしっかり残る言葉。
ひきつけられる言葉。すごく好き。

[ちゃんさりさんの感想 · 2007年7月31日]

すべてがかなしい。ずっとかなしい。だがそこがいい。味わったことのないラストシーン。

[唯月 司さんの感想 · 2007年7月18日]

上巻の続き。
上巻までは理解できてても下巻でよく分からない不思議な世界にまきこまれます。
読んだあとの余韻がとっても心地よいです。

[ちひろさんの感想 · 2007年4月28日]

初期最後の頃の作品。かなりの衝撃を受けました。

[忍さんの感想 · 2007年4月14日]

読後は切なくて切なくて、何故かボロボロ泣いた。難しいのに、恐らく完全に読解できていないのに、切なさだけは無条件でくっ付いてきます。もう一度読み返そう。

[橘さんの感想 · 2007年1月26日]

鮮烈に心に残る。ラストは涙で文字が滲みます。余りにも切ない。

[麦さんの感想 · 2006年12月7日]

真剣にアロマオイルを飲もうとしていた若き日の自分…飲まなくて良かった（笑）少し自分には難しかったが、何回も読むことで色々発見がある、素晴らしい作品

[soloさんの感想 · 2006年11月21日]

無機質の魅力でいっぱい…好きになりすぎて気持ちのやり場に困った。

著者プロフィール

長野まゆみ（ながの・まゆみ）東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」