桃尻語訳 枕草子〈上〉 (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
3.48
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本棚登録 : 305
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309405315

作品紹介・あらすじ

驚異の名訳ベストセラー、ついに文庫化!その上巻は、第一段「春って曙よ!だんだん白くなってく山の上の空が少し明るくなって…」から-第八十二段「中宮職の御曹司にいらっしゃった頃、西の廂でお経のマラソンがあるんで…」まで。

感想・レビュー・書評

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  • 橋本さんの訃報を受けて、
    本棚にある古い本を引っ張り出しました。
    私が持っているのは河出文庫版です。
    まさに逐語訳!の決定版。
    そして膨大な註で、さらに肉付けされていく当時の文化や社会情勢。
    受験生必携だと思う、けどこんなに細かく知らなくてもいいのか。
    上巻、巻末の橋本さんによる解説がまたねえ、
    平安時代の社会の在り方が、現在の会社組織につながる、
    どころかまったく一緒じゃん?てところまで持って行くのが凄いのだ。
    千年前でも、むしろ千年前から、
    女性が働くこと、女性が社会で生きていくことの問題は
    普遍的なのだと分かる。

  • 橋本治が死んだ。こう書くと、何かひきつるような気分になる。書きつづけることが幸福だった彼の後には、大量の本が残されて、我が家の書棚にもある。最初に出会った本がこれだったように思う。清少納言がレナちゃんというのも、今考えれば古びてしまったが、斬新だった。

  • まさか枕草子を読むことになるとは思わなかった。古文じゃないからだけど、桃尻語になっても結構、何を言っているのかわからないのは原文のせいなのかな。平和で優美で破廉恥な世界であることはよくわかる。

  • これが書かれた当時は斬新であったかもしれないが、今となっては違和感を感じる。しかし古典に親しむ手段としては面白い。再度、現代版として書き直してもらえないものだろうか。

  • 第11回ビブリオバトルin伏見 テーマ「桃」で紹介した本です。
    チャンプ本。
    https://www.facebook.com/events/332476820268120

  • テンポがいい文章なのに時間がかかりました。

  • 80年代の女子言葉に翻訳された枕草子。
    この語り口はもう古い。いかにも古い。正直読んでてつらいところも結構あるし、若い人には意味不明でこっちにこそ注が必要な部分も多いw
    ですがこれ、古典を学び始めた高校生にやっぱりお勧めです。
    というのは本文よりむしろ、注がよく出来ているんです。まついなつきの挿絵は例によって描線はぞんざいですが、あるとないとじゃ全然違う。
    我慢して一冊分目を通すだけで、かなりの古典常識が身について、ほかの王朝文学を読むときも助けになるはず。
    中宮彰子や定子をはじめとして、清少納言を取り巻く人物関係や、当時の女房のステイタスや生き様など、背景もとても分かりやすく述べられています。
    そして何より、一見おちゃらけ企画に見えて、全訳なんですよ。これまたすごいというか、便利です。

  • 桃尻語現役だったら、もっと面白かったのかも。若者の風俗というのは、移り変わりが激しいからな(遠い目)。

  • 私の嗜好を変えた1冊。
    学生時代この本に出会ったおかげで古典大好きに。こんなに自由に読んでいいんだ!と衝撃を受けました。

  • わたしにとって古典のガイド本のうちの一冊でした。楽しく学べます。

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著者プロフィール

橋本治
1948年3月25日 - 2019年1月29日
東京生まれの作家。東京大学文学部国文学科卒業。イラストレーターを経て、1977年に小説『桃尻娘』を発表、以後文筆業を中心とする。同作は第29回小説現代新人賞佳作となり、映画・ドラマ化もされた。1996年『宗教なんかこわくない!』にて第9回新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』にて第1回小林秀雄賞、2005年『蝶のゆくえ』にて第18回柴田錬三郎賞、2008年『双調 平家物語』にて第62回毎日出版文化賞、2018年『草薙の剣』で第71回野間文芸賞をそれぞれ受賞。
編み物にも通じており、1989年『男の編み物(ニット)、橋本治の手トリ足トリ』を刊行。自身の編んだセーターを着てCMに出演したこともあり、オールラウンドに活躍を続けた。

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