霍去病 下: 麒麟龍彗星譚 (河出文庫 つ 4-2)

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309405964

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  • 下巻ではいよいよ霍去病本人が舞台に踊り出し、目覚ましい活躍を見せ、匈奴をほぼ無力化する。

    その秘訣として、長弓部隊による遠距離曲射と弓部隊による直射を連続的に行なって発射速度を圧倒的に上げることでアウトレンジで相手方に弓を降り注ぎ、中距離でも浴びせ、怯んだところを騎兵や歩兵で一気に片をつける戦術を紹介している。そのため、矢消費が尋常ではなく、塩や鉄の専売や商人の取締りを通じて財源確保し、生産を行なっていた。

    霍去病の最後は、薬師の薬でやる気を徐々に削がれ、暴徒発生による混乱の中で、地面に突き立っていた矢に転んで頸動脈を切る、それを武帝が病死と称したというもの。エッ・・・それでいいのというあっさりした終わり方。

  • 全2巻

  • 2018/01/19 22:45:03

  • 僅か24歳で夭逝した天才将軍・霍去病の出生の秘密と死の謎。絶頂期を迎えた前漢七代・武帝の治世の、風俗生態、世相人情、そして想像を絶する権謀術策を二千百年の時空を超えて鮮やかに現代に甦らせた、サスペンスと詩心あふれる長篇歴史傑作。

  • お前…その死に方ってひどい…。
    義縦が好きだわー。

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著者プロフィール

1949年倉敷生まれ。同志社大学文学部卒。印刷会社に勤務しイラストレーターとしても活躍。96年『霍去病』でデビュー、98年『白起』で注目を集める。『項羽』『呂后』『光武帝』『始皇帝』『仲達』『煬帝』など中国歴史小説を中心に作品多数。短歌結社「玲瓏」発行人も務める。

「2012年 『仲達』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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