白起 (河出文庫 つ 4-3)

著者 :
  • 河出書房新社
3.35
  • (4)
  • (5)
  • (11)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 60
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (511ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309406213

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 周りで起きたことが沢山詰め込まれているため白起自体は少し物足りなさを感じたが、全体としてはとても良かった。

  • 全1巻

  • 題名は白起だが内容は秦を中心にした戦国末期の話し視点がその都度変わるので気持ちを切り替えて読むのに苦労しました。読破するのに2週間もかかってしまいました。色々なエピソードは盛り込まれているのでこの時代の流れはよくわかります。

  • 図書館で借りたので、大きな痛手とはなりませんでした(笑)
    相変わらず題材は良いところをついてきます。
    しかし、塚本先生はいつもの塚本先生でした。

    この方の作品を読むと、ゴーストライターって本当に存在してるのか?
    …と疑ってしまいます(笑)

    作品自体の印象は、悪い意味で残りページがとても気になりました。
    あまりにブレないこの作風には、ある種、尊敬の念すら抱いてしまう程です(笑)
    マニアの方のみオススメします。

  • 白起というタイトルから、武将白起の人生という予想をして読み始めましたが、実際は戦国後期の諸国の動きを書いたものでした。その意味では宮城谷氏の孟嘗君も同じ部類になるのかも知れません。
    人物評価が私の個人的な評価基準とあっていて、すっきり読めます。平原君あたりは酷評されてる感じもしますが、まあ実際そんなもんでしょうか。

  • 白起がいなければ秦の中華統一は30年遅れていただろうし、もし白起を処刑しなければ秦の中華統一がさらに30年早まっただろう。白起はこの時代を動かした最重要人物である。しかし、あまり小説などに主役として取り上げられない。大量虐殺をしたせいだろうか。最期が悲劇的だからだろうか。
    作品の内容はというと、この作者特有のミステリー性が色濃く、それは面白いのだが、いまいち戦闘シーンなど迫ってこない。『霍去病』とか『光武帝』はその辺りが記述がうまいのだか、この作品はあっさりしていていまいちです。
    でも白起を取り扱った貴重な本なので一読の価値アリです。

  • ◆死神とも評される春秋戦国後期の秦の武将・白起。彼と彼を取り巻く時代のめぐるましい変化、彼がやがてそれを動かす存在になり…

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1949年倉敷生まれ。同志社大学文学部卒。印刷会社に勤務しイラストレーターとしても活躍。96年『霍去病』でデビュー、98年『白起』で注目を集める。『項羽』『呂后』『光武帝』『始皇帝』『仲達』『煬帝』など中国歴史小説を中心に作品多数。短歌結社「玲瓏」発行人も務める。

「2012年 『仲達』 で使われていた紹介文から引用しています。」

塚本青史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×