楠田匡介名作選: 脱獄囚 (河出文庫 ん 4-3 本格ミステリコレクション 3)

著者 : 楠田匡介

制作 : 日下 三蔵 

• 河出書房新社 (2002年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[たまみさんの感想 · 2020年9月14日]

どれもハッピーエンドなんかではなくて、とてもやるせない思いになるので星４つかな、と思ったが、読んでいてどれも考えさせられるものがあった。書かれた時代は古いけど、時代が違っても人の感情や習性は変わるようなものではないんだね。

久しぶりに良い物が読めた。内容自体は苦しくやるせないものばかりだが、主人公の心情がしっかり書かれている。やたら荒々しいだけだのごちゃごちゃとあれこれ盛り込んでるような近年のミステリーでは読むことのできない話しだった。

書かれた時代のこともあるのか、松本清張を読んだ時に感じるものをここでも感じた。

[lib-yuki_eventさんの感想 · 2008年10月1日]

<pre><b>司法保護司として刑務所内部に精通していた楠田氏
ならではのトリックの数々。探偵小説界きってのト
リックメーカーとして名高い著者が本領を発揮した
「脱獄」シリーズを完全収録！！</b>
(出版社／著者からの内容紹介 より)

資料番号:011281375
請求記号:Ｆ/クスダ/
形態：図書</pre>