淀川長治 究極の映画ベスト100 (河出文庫)

著者 : 淀川長治

制作 : 岡田喜一郎 

• 河出書房新社

感想・レビュー・書評

[Alice.さんのレビュー · 2013年2月7日]

軽くてすぐに読めます。
映画史の初心者が独学する最初にはベスト。

[pancoさんのレビュー · 2010年6月1日]

さすが淀川さん、選んだ１０００の映画はひとつの国に偏らず
内容も幅広い物から選んでらっしゃる。

的確に…でもぴしゃっと切った発言も淀川さんならではかと。

しかし読み進めているうちに同性愛系の映画の比率が微妙に高い気もしました。
ただ単に淀川さんが優秀と思った映画に偶然的にもそれらが
入ってきただけかもしれないけど…
ただご本人も生前ホモセクシャルであったと公言しておられたようなので
やはりそれらが題材の物はより厳しい目でたくさん見てこられたんではなかろうか。

品のある軽妙な関西弁と「さよなら、さよなら、さよなら」は忘れられないですね。

ちなみに…アーノルド・シュワルツネッガーを「シュワちゃん」と呼んだのは
淀川さんが最初だったとか。

そんでもって…この本の中で淀川さんはディカプリオをレオと呼ばずに
「ディカ」と呼んでいるのが何だか面白かった。

[megumieさんのレビュー · 2010年4月6日]

まだまだ修行が足りないな、と痛感させられました。映画の内容と淀川先生のコメントのみで成り立っているシンプルな本です。値段と中身が釣り合ってないですが、初心のガイドブックとしてはありがたい。もっと映画を見よう！

著者プロフィール

〈銀幕の語り部〉〈映画の伝道師〉と称された映画解説者、評論家。TV日曜洋画劇場の“サヨナラおじさん”として親しまれ、鋭い映画の鑑識眼と絶妙の語り口で映画の魅力を伝えてくれた。1998年11月没。

「2021年 『淀川長治映画ベスト１０００〈決定版　新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」