澁澤龍彦初期小説集 (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
3.58
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本棚登録 : 251
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309407432

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり「犬狼都市」は良い。何年たってもそれほど感想が変わらない。しかし澁澤が小説で目指した世界っていうのは、他にすぐれた書き手が存在してしまっているので、小説としてイマイチを出ないな、と、やっぱり思ってしまうのでした。

  • 再読。『撲滅の賦』、『エピクロスの肋骨』、『錬金術的コント』、『犬狼都市』、『陽物神譚』、『マドンナの真珠』、『サド侯爵の幻想』、一種のSF『哲学小説・エロティック革命 二十一世紀の架空日記』、『人形塚』の9篇の幻想短編小説集。ごく初期の頃から澁澤龍彦は「玉ねぎ」の、剥いても剥いても永遠に剥け続ける、また、1点のみに集中した内部構造という喩えが好きなのだな。この本に収録された作品、映像か舞台で見たい。意外な事に舞台に向いていると思った。

  • 他の人の評価がめっちゃ低いのが気になるけど、そこそこ読んだ中では一番これが面白かったです。

  • 初期作品を集めたもの。


    文章が綺麗だなぁと思いながら読み方進めていったが、気に入ったのは"犬狼都市"位だったのが惜しい気がする。
    インパクトが薄かったか…。

    不思議な世界観と、尋常の様で尋常ではない登場人物。そのなかで、下品にならないエロティシズムが見事にバランスを保っているのは流石だった。

  • めちゃくちゃかっこいい。
    もっと難しくてとっつきにくいと思ってたけど、意外と読めました。ちゃんと理解できているのかはさておき。

  • 初期の短編集。
    骸骨の船員と生きた若い女性と男の子の不思議な航海の物語『マドンナの真珠』が一番自分の中では良かった。
    骸骨になっても動き続ける哀しさ、生者への憧れを含む屈折した思いが物悲しい。

  • 2009/8/9図書館で借りる
    2009/8/22読了せず、図書館へ返却

  • 澁澤氏の作品で何が一番好きか?と問われれば私なら「犬狼都市」と答える。
    狼の子を宿す(という妄想を抱く)女の話なのだが、その女と狼の関係性が好きで何度も何度も読み返している。
    内容自体はありきたりと言えばありきたりなのだが、女の狼に対する献身や想いが澁澤氏がよく描く浮世離れした女性像そのもので気に入っている。
    この「犬狼都市」のほかにも澁澤氏らしい短編がいくつも載っているのだが、「人形塚」という作品は毛色が少し違っていて推理小説のような雰囲気がある。
    澁澤氏の作品を読むきっかけとしてぴったりな本だと私は思う。

  • 読後に感動して絵を描くなんてはじめての経験。
    素晴らしいです、

  • 気負ってる感じ。

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著者プロフィール

1928年東京生まれ。東京大学仏文科卒。フランス文学者、エッセイスト、小説家、翻訳家。マルキ・ド・サドやジョルジュ・バタイユの著作の翻訳・紹介をする一方、人間精神や文明の暗黒面に光を当てる多彩なエッセイを数多く発表。晩年は小説を発表するようになり、遺作となった『高丘親王航海日記』は第39回読売文学賞を受賞した。1987年没。

「2018年 『ドラコニアの夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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